研究課題/領域番号 |
60550202
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電力工学
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研究機関 | 豊田工業高等専門学校 (1986) 名古屋大学 (1985) |
研究代表者 |
岩田 幸二 豊田工高専, その他, その他 (80126838)
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研究分担者 |
大熊 繁 名古屋大学, 工学部, 助教授 (40111827)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1986年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | GTO / PWM / マルチインバータ |
研究概要 |
高信頼度GTOPWMマルチインバータシステムを開発するため研究を行った結果、次の結論がえられた。 1.従来のセンタタップリアクトルの代わりに個別のリアクトルを用いた2台のインバータの並列運転を行った。電圧変動率は増加するが良好な並列運転ができた。 2.PWM信号発生用三角波の個別化を検討するため、循環電流の高調波を二つの三角波の位相と振幅を変えて求めた。位相を180°ずらせた時に高調波は最小となることがわかった。 3.単独運転と並列運転の切換え時の過渡現象について検討した結果、ゲート信号の与え方を工夫することにより、スムースな切換えが実現できることがわかった。 4.信頼性向上の立場から直流電源を個別化し、共通な直流電源の場合との相違点を明らかにした。 5.既設と新設のインバータを組み合わせて所要のインバータシステムを実現するとき、異なる電力容量を持つインバータの並列運転を行う必要がある。そこで2種類の電力分担制御を考え、フィードバック制御を用い定められた電力分担を借現した。 6.インバータ間を流れる循環電流の検出回路を改良し、過渡的な周波数変化に対処できるシステムを実現した。 これらのことから、マルチCPUによる分散制御システムの考え方を用いたGTOPWMマルチインバータシステムを実現した。
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