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道路の維持管理巡回からみた異常発生に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60550376
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関大阪市立大学

研究代表者

西村 昂  阪市大, 工学部, 教授 (00047101)

研究分担者 日野 泰雄  大阪市立大学, 工学部, 助手 (40112528)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード道路舗装 / 道路維持管理 / 路面損傷 / 国道維持管理 / 都市高速道路維持管理 / ひびわれ / わだち掘れ / 道路パトロール
研究概要

1.基礎資料の収集
本研究の基礎資料とする路面損傷の実態について、初年度は国道の事例を維持管理日誌より42.1km区間について3年分を収集し、第2年度においては阪神高速道路の事例を昭和55年より昭和60年に至る6年分を全線について収集した。両者については損傷のとらえ方,分類法,表現方法などに相違があり、直接の比較はできないが、それぞれについて関連要因を調査して、路面損傷の説明モデルを検討することとした。なお、路面損傷の指標は、国道においてはひびわれ、凹凸,穴,はぐ離,ジョイント部損傷等であり、いずれも件数で表わされているのに対し、高速道路ではひび割れ面積,わだち掘れ量(m/m)となっている。
2.分析結果
国道および高速道路の路面損傷と道路,交通,その他の条件との関連をみるために要因分析(重回帰分析,数量化分析)を行なった。国道における損傷指標に対して交通量,道路幅員,沿道土地利用等を説明変数とした重回帰分析では、重相関係数が0.4〜0.7程度であり、とくに交通量,大型車交通量,信号交差点密度などの影響が大きいことがわかった。高速道路のひび割れ、わだち掘れについても、ランプ間および高架のスパン区間について同様の分析を行なったが、その重相関係数は各々0.4〜0.6,0.4前後と国道での分析に比べてやや低い結果となった。このことから、損傷をこれらの各説明変数で説明することが多少難しいといえる。
3.まとめ
国道、都市高速道路の路面損傷の実態把握,要因分析を行ない、各種要因の影響度のうち、大型車交通量,交通量,停止機会(信号,渋滞)の影響がやや大きいことがわかった。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Takashi Nishimura;Yasuo Hino;Yoshihiro Mitsuboshi: Memoirs of the Faculty of Engineering,Osaka City University. 27. 237-244 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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