研究課題/領域番号 |
60550384
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
都市工学・衛生工学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
松藤 康司 福岡大, 工学部, 講師 (40078663)
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研究分担者 |
立藤 綾子 福岡大学, 工学部, 助手 (10131830)
柳瀬 龍二 福岡大学, 工学部, 助手 (20131849)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 廃棄物 / 埋立 / 埋立構造 / 循環式準好気性埋立 / 有害物質 / 微生物 |
研究概要 |
本研究は、効率的な埋立処理処分方法の開発を目的として、不燃性廃棄物を想定した調整ごみ(焼却灰,汚泥,木材チップ等含有)を用い、(1)浸出液の浄化、(2)浸出液量の削減、(3)廃棄物の減量化・安定化、(4)有害物質の安定・貯留の機能について、循環式準好気性埋立構造の優位性の検討を行った。その結果、得られた知見を以下に示す。 1.浸出液量を約30%削減することができる。 2.埋立初期における水質の良質化が顕著で、特にBOD,TNの減少が大きく、わずか1年足らずで数ppmまで低下する。 3.易分解性有機物が多い埋立初期に、富栄養的細菌数が多く、早期にこれら物質を活発に分解する。 4.廃棄物層内の有機物の減少に伴って、細菌相が富栄養細菌群から低栄養細菌群へと早期に移行し、これら菌群により難分解性有機物の分解が活発に起こっている。 5.層内の有機物減少率は、準好気性>循環式準好気性>嫌気性の順である。 6.重金属は、廃棄物層内が物理的に不安定な埋立初期にSSと共に流出され、一時期上昇するが、その流出率は、充填廃棄物中の総重金属量のうちの0.3%以下と非常に少なく、そのほとんどが層内に貯留されている。 今回は、循環式の蛇かごの目詰りにより、循環式と準好気性との優位差があまり認められなかったが、浸出液量の削減、水質の浄化等、嫌気的構造に比べて好気的構造の優位性は大きく、この目詰り問題が解決できれば、循環式準好気性埋立構造は準好気性埋立構造よりも更に、埋立地のもつ機能を十分に生かし、同同時に有害物のクローズドシステムも期待できる効率的で経済性の高い埋立構造と言える。
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