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インプレッション・クリープの特性と金属間化合物への応用

研究課題

研究課題/領域番号 60550513
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 金属材料
研究機関大阪大学

研究代表者

馬越 佑吉  阪大, 工学部, 助手 (00029216)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードクリープ / 高温変形 / 金属間化合物 / インプレッション・クリープ / 規則合金
研究概要

マイクロ・クリープ試験法の一つとしてインプレッション・クリープ法を取り上げ、この試験法の特徴と問題点を明らかにした後、Al系合金、CuZn規則合金および表面被覆材としての、【Ni_2】AlTi,【Co_2】AlTi金属間化合物にこの試験法を適用し、、そのクリープ機構を明らかにした。AlおよびAl-5%Mg合金について、クリープ速度の温度依存性および応力依存性を測定した結果、これらの測定結果から求めたクリープの活性化エネルギーおよび応力指数nは従来のクリープ試験法で得られている値と良く一致した。従ってこのような簡便なクリープ試験法でも充分材料のクリープ機構解明に利用し得ることが明らかとなった。このような結果に基づき、CuZn規則合金単結晶および多結晶のクリープ機構を解明するため、インプレッション・クリープテストを行ない、クリープ速度の温度依存性、応力依存性および圧子寸法依存性を求めた。特に多結晶および単結晶の場合のクリープ速度の圧子寸法依存性の相違より、高温、低応力の条件下では多結晶のクリープは主に粒界辷りによって起こることが明らかとなった。またAl-【Al_2】Cu共晶合金について、共晶温度直下のクリープ温度で変形を行なった結果、m値は約0.5を示し、超塑性現象も本試験法で充分実験可能であることが明らかとなった。そこで当初の目的である表面被覆材としての金属間化合物【Ni_2】AlTi,【Co_2】AlTiのクリープ試験に本試験法を応用した。これら化合物は室温において変形が必ずしも容易でなく、そのため従来のクリープ試験法では試験片作製等に問題があったが、本テストによりそのクリープ強度が容易に測定出来た。これらの金属間化合物はNiAl,Co【Al_2】元素化合物に比べて約3倍以上のクリープ強度を示し、この優れたクリープ特性は主に〈100〉および〈110〉転位の構造に帰因することが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Masaharu YAMAGUCHI;Yukichi UMAKOSHI;Toshimi YAMANE: Trans.ISIJ. 25. 367-367 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaharu YAMAGUCHI, Yukichi UMAKOSHI and Toshimi YAMANE: "Practical Usefulness Assessment of a New Type of Creep Test (Impression Creep Test)" Trans. ISIJ. 25. 367-367 (1985)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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