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アゾ基を含むイリドの合成とその利用

研究課題

研究課題/領域番号 60550600
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関群馬大学

研究代表者

橋田 洋二  群大, 工学部, 助教授 (70008481)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードアゾ基 / イリド / カルベン
研究概要

アリールアゾ基を持つイリドの合成とその合成化学的な利用法について検討し、およそ次の結果を得た。
1.アリールアゾ基を持つイリドの合成
アレーンジアゾニウムイオンとトリフェニルホスホニウム-、あるいはピリジニウムイリドとの付加反応より、それぞれ対応する標題の化合物をいくつか合成し得た。また、反応は水中よりも、水-有機溶媒の2相系、相間移動触媒の存在下で効率良く進み、触媒として4級アンモニウム塩や過塩素酸塩が効果のあることが認められた。一方、スルホニウムイリド(例えばジメチルスルホニウム=ベンゾイルメチリド)とジアゾニウムイオンとの反応では、生成する付加体は不安定で単離されず、反応中分解、1,2-ジアリールアゾアルケンを与えることが分かった。
2.アリールアゾ基を持つイリドの利用。
(1).アリールアゾ基を持つピリジニウムイリドは、アリールアゾカルベン(Ar-N=N-【C!¨】-R)の前駆体として利用できることが判明した。すなわち、上記化合物をアルケンの存在下で加熱分解すると、カルベンがアルケンに付加、アリールアゾ基を持つシクロプロパンが、またシック塩基などイミン結合を持つ物質の存在下ではアリールアゾアジリジンが得られることが分かった。(2).アリールアゾ基を持つトリフェニルホスホニウムイリドは、アルデヒドと反応し、低収率ながら、アリールアゾアルケンを与えることが分かった。またオキシラン化合物との反応を試みたところ、イリドの付加-環化反応より、シクロプロパン誘導体が得られた。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Yoji Hashida: in preparation.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoji Hashida: in preparation.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoji Hashida: "Phase-transfer Catalysis for Azo-coupling Reaction in Liquid-liquid Two-phase Systems"

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoji Hashida: "Synthesis and Reactions of Arylazo-ylides"

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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