• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

生理活性物質高沸点化合物の蒸気圧に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60550670
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学工学
研究機関九州大学

研究代表者

荒井 康彦  九大, 工学部, 教授 (50005435)

研究分担者 三島 健司  九州大学, 工学部, 助手 (40190623)
服部 慶子  九州大学, 工学部, 助手 (90164863)
岩井 芳夫  九州大学, 工学部, 助教授 (80176528)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード蒸気圧 / 流通法 / 石炭液化油成分 / 生理活性物質 / グループ寄与法
研究概要

医薬品原料など生理活性天然物の需要が近年高まっている。また、その単離精製が製造工程において重要な役割を占めており、従来法から超臨界ガスによる抽出へとプロセスの転換が検討されている。最適なプロセス設計に際しては抽出効率を的確に把握するため生理活性物質の蒸気圧データが不可欠となるが、生理活性物質のような高沸点化合物の蒸気圧データは石炭液化油の分離・精製プロセスなどの分野でも強く要求されているにもかかわらず、測定因難なためデータの蓄積が著しく遅れていると言わざるを得ない。そこで本研究ではまず流通法に立脚した高沸点化合物の蒸気圧測定装置を新規に開発した。これまで報告例の多いナフタレンをとりあげ、試料純度の影響、試料蒸気を同伴するために使用されるヘリウム・キャリアガスの流量の影響さらには試料を固化して捕集するトラップの形状や容量などについて、詳細にわたり実験的に検討を加えた。その結果、キャリアガス流量をある領域に設定すれば、他の研究者のデータと数%以内の誤差で一致する満足なデータが収集可能なことが判明した。とくに本測定法(流通法)によれば、液体および固体状態いずれの相状態の物質でも、その蒸気圧を精度よく測定可能である。これら実験法の詳細ならびにナフタレンの蒸気圧データは学会誌に印刷中であり、その後収集したテトラリンおよび1-ナフトールの蒸気圧データに関しては、学会にて発表予定である。今後さらに複雑な化合物の蒸気圧収集を計画している。実験的研究とならんで蒸気圧データが不足していたり、あるいは全く報告されていない物質の蒸気圧を理論的に推算するための工学的手法の開発を研究している。化合物を構成する原子団の知見のみより推算可能な手法が有力となるが、これまでに現在広く応用されているグループ寄与法による推算では満足な結果が得られない物質が存在することが判明し、新しく構造因子の導入を計画している。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 迫口明浩: 九大工学集報. 59. 165-172 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 迫口明浩: 石油学会誌. 30. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sakoguchi Akihiro: "Prediction of Vapor Pressures of Coal-derived Components from Liquefaction Processes" Tech. Rep. Kyushu Univ.59. 165-172 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sakoguchi Akihiro: "Development of Flow Type Apparatus for Measuring Vapor Pressures of High-Boiling Compounds" J. Japan Petrol. Inst.30. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi