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土壌の物性値の空間変動性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60560246
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業土木
研究機関鳥取大学

研究代表者

矢野 友久  鳥取大, 農学部, 助教授 (80032085)

研究分担者 井上 光弘  鳥取大学, 農学部, 助手 (90032309)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード空間変動性 / スケーリング / クリッジング / マトリックサクション / 不飽和透水係数 / 土壌水分拡散係数 / 土中塩分 / 等値線図
研究概要

1.土壌の物性値のスケーリング 土壌の物性値の実測値をスケーリング係数によって無次元表示した値と代表値との残差平方和を最小にすることによってスケーリング係数を決定する方法を確立した。代表値を土壌水分(有効飽和度)の関数とした実験式によって推定する場合と、実験式を用いず実測値の平均値で表した場合の二つの方法を採用した。マトリックサクション,不飽和透水係数,土壌水分拡散係数に対して、これら二つの方法によるスケーリングの効果を比較,検討した。いずれの場合にも、スケーリングの効果は大きく、得られたスケーリング係数の値は、各特性値に対して、方法の違いによる違いはほとんどなかった。残差平方和は、どの特性値に対しても、実験式を用いない場合が実験式を用いる場合よりも小さく、スケーリングの精度がより良好であることを示した。実験式を用いない方法は、スケーリング無次元式内の係数の値を変えるだけで、異なる特性値に対してスケーリングを容易に行えるので、非常に有用であると結論づけられた。
2.土壌の物性値のクリッジング 限られた数の実測値を用いて未測定点の値を推定するクリッジング法の確立を試みた。まず、バリオグラムを観測点間距離の線形関数として決定した。推定精度が最良になるような隣接点距離を選択し、各点の値をクリッジングによって推定するコンピュータマルゴリズムを確立した。砂丘地や干拓地における粒度組成,土壌溶液のイオン濃度,土中塩分・PHなどの特性値を対象として、それらの空間変動性を等値線図として表した。その結果、クリッジング推定値を用いた等値線図は、実測値だけから得た線形内挿法による等値線図よりもはるかに明瞭であり、特性値の場所的な分布の特徴をよく示した。また、等値線図の分布が類似している各特性値間における線形予測式を用いて、一つの特性値から他の特性値を推定できる可能性が認められた。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 筑紫二郎: 農業土木学会論文集. 127. 35-42 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] chikushi, J.: "Applicability of the kriging method to the spatially variable properties of dune sand" 127. 35-42 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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