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近交系および免疫不全ラットの特性を利用したマラリアの病態解析

研究課題

研究課題/領域番号 60560327
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学
研究機関国立予防衛生研究所

研究代表者

神山 恒夫  予研, その他, 研究員 (70100071)

研究分担者 巽 正志  国立予防衛生研究所, 獣疫部, 研究員 (00133629)
中川 雅郎  国立予防衛生研究所, 獣疫部, 室長 (90072892)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードマラリア / 脳性マラリア / モデル動物 / ヌードラット
研究概要

昨年度の研究から、Plasmodium berghei NK65株を感染させた近交系のWM/Msラットが、ヒトの脳性マラリアに極めて良く似た症状で急死することが明らかとなった。そこで今年度は、この現象を、種々の観点から確認した。
1.病理組識的な病変は、感染3-4日目から出現した。
2.病変の最も主要なものは、血管(脳の毛細血管)内皮の乳腫性変性であり、出血は二次的なものであると思われた。
3.12週令のWM/Msラットではオスは脳性マラリア感受性を示したが、メスは抵抗性であった。
4.P.berghei NK65株をヌードラットで35代継代した後も、脳性マラリア誘起能を保持していた。
5.これまでに用いたラット系統に加え、計12系統のラットのうち、特異的に脳性マラリア症状を示すのはWM/Msのみであった。
6.P.berghei NK65株の他にP.chbaudi,P.vinckei,P.yoelii 17×株およびP.yoelii Nigeriensis株の脳性マラリア誘起能を調べたところいずれもその能力を欠いていた。
以上から、脳性マラリアの発症には、宿主と原虫との適切な組み合わせが必要であり、両者間の相互関係が重要と考えられた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tsuneo Kamiyama;et al.: Zentralblatt fur Bakteriologie und Hygiene.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Tsuneo Kamiyama;et al.: Journal of Parasitology.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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