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黄体におけるリンパ管の生成ならびに退行過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60570017
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般
研究機関東京医科大学

研究代表者

内野 滋雄  東京医大, 医学部, 教授 (00074500)

研究分担者 飯村 彰  東京医科大学, 医学部, 助手 (30211022)
中村 陽市  東京医科大学, 医学部, 助手 (40147210)
大久保 真人  東京医科大学, 医学部, 講師 (70075430)
市川 早苗  東京医科大学, 医学部, 講師 (60112786)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードラット / マカクザル / 排卵誘発 / 性周期 / 黄体 / リンパ管
研究概要

1.自然排卵
排卵後数時間で、黄体細胞は、基底部から中心部に向う層構造を呈するようになる。中心部は、上皮様細胞によって囲まれた細胞成分を入れない腔が形成されている。血管は黄体全周から中心部に向う索状構造が見られる。その後、黄体実質細胞は層構造が見られず均一になる。血管は、黄体全体に散在性に分布する。中心部には、中心結合組織が出来、そこには、黄体実質中の血管が続いている。リンパ管は、以上述べた第1回排卵で生じる黄体には見られず、第2回の排卵で生じる1日目の黄体の辺縁部にトルイジンブルーで濃染する内皮細胞で囲まれた管腔として見られる。電顕で、この内皮細胞を見ると、厚み(丈が高く)があり、電子密度が高く、胞体内には、遊離りボーゾーム、ゴルジ装置などが多く、新生像と考えられる。このリンパ管は、ただちに中心結合組織中に、血管とともに見られるが、24時間以内に、丈の高い、電子密度の高い内皮細胞は、見られなくなり、薄く、電子密度の低い、細胞内小器官の少ない内皮細胞になる。そして黄体の退行前に血管より早く、リンパ管は黄体中には見られなくなる。
2.誘発排卵-ラット
26日のラットに4IUのゴナドトロピンを皮下注して起る排卵により生じた黄体を検索した。黄体実質から中心結合組織への移行部では、血管の破綻が多く見られ、中心結合組織中には、血管がほとんど見られない。リンパ管は、黄体の辺縁部にも、中心結合組織中にも見られず、卵胞膜中に、薄い内皮細胞が集まって管腔を形成しつつある像が見られた。
3.誘発排卵-マカクザル
排卵8日まで黄体の中心部はフィブリンの網が見られ、その後八日で中心部に結合組織が出来るとともに、黄体実質から血管が続いている。リンパ管は、内卵胞膜中にのみ観察され、黄体実質中には見られない。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S.Ichikawa;S.Uchino: Lymphology. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Ichikawa, S.Uchino: "Lymphatic and Blood vasculature of the Forming corpus luteum." Lymphology. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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