• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

肝小胞体UDP・グルクロニルトランスフェラーゼのアイソザイムの構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 60570125
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 病態医化学
研究機関筑波大学

研究代表者

井柳 尭 (1986)  筑大, 基礎医学系, 助教授 (50001699)

井柳 堯 (1986)  筑波大学, 基礎医学系, 助教授

阿南 功一 (1985)  筑波大学, 基礎医学系, 教授

研究分担者 阿南 功一  筑波大学, 学長 (30013783)
藤井 義明  癌研究会, 研究所(生化学部), 部長 (00098146)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード肝小胞体 / グルクロニルトランスフェラーゼ / cDNA / 発癌物質 / 膜タンパク質 / 誘導機構 / 臓器特異的発現 / アイソザイム
研究概要

肝小胞体のグルクロニルトランスフエラーゼは、ビリルビンや薬物のグルクロン酸抱合を触媒する膜酵素であり、アイソザイムの存在が知られている。本研究では、膜酵素としての構造と発癌物質による誘導機構を明らかにする目的で、3-メチルコランスレン(3-MC)によって誘導されるアイソザイムのcDNAのクローニングを行った。3-MCによって誘導されるラット精製酵素のトリプシンペプチドのアミノ酸配列を基に合成した18meγプローブを用いて、Landの方法によって作製したcDNAライブラリーより、全長をカバーしているcDNAクローンを単離し、その全構造を決定した。全長1927塩基のうち、529個のアミノ酸をコードしている翻訳可能領域を含んでいた。塩基配列より推定されるN末端配列は、25個の疎水性アミノ酸より成るシグナルペプチドの存在が、成熟体酵素のN末端構造との比較より推定された。又、C末端にはトランスメンブレンタンパク質に見い出される"halt.fransfer シグナル"に相当する領域が含まれていた。この構造的特徴は、本酵素が小胞体膜の内側に局在していることを強く示唆する。本酵素の肝での発現量は非常に低かったが、3-MC処理によって約15倍に誘導された。腎でも発現していたが、肺では非常に低かった。
現在、本酵素の染色体DNAの構造解析と、ビリルビンを基質とするアインザイムの構造を検討中である。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 井柳堯: Journal of Biological Chemistry. 261. 15607-15614 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takashi Iyanagi: "Cloning and characterization of cDNA Encoding 3-Methylcholanthrene Inducible Rat mRNA for UDP-glucuronosyltrasferase." The Journal of Biological Chemistry. 261. 15607-15614 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi