• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

分離培養法による非腫瘍性シュワン細胞の増殖調節因子に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60570151
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関旭川医科大学

研究代表者

下田 晶久  旭川医大, 医学部, 教授 (60041810)

研究分担者 村岡 俊二  旭川医科大学, 病理学第一講座, 講師 (60142816)
高橋 達郎  旭川医科大学, 病理学第一講座, 講師 (60041844)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードシュワン細胞 / 脊髄後根神経節 / 細胞培養 / ニューロパチー / 細胞増殖
研究概要

当該年度(昭和61年度)の研究内容とその成果は以下の如くである。
1.In Vivoでのシュワン細胞増殖病変の作製
生後21日令ラットを1.5%テルル含有飼料で飼育した。飼育3〜4日で坐骨神経は高度の節性脱髄に陥り、4〜7日で病変部にシュワン細胞の増殖が確認され、これを次の実験に用いた。
2.脱髄後のシュワン細胞増殖期坐骨神経の培養
上の結果から、テルル食5日ラットの坐骨神経を摘出し、長さ1mmに細切、初年度と同様のプラスチックシャーレ法で、″標準液″を用い、1日置きの液交換で培養した。非テルル食同日令ラット坐骨神経を対照とした。
その結果、遊出・増殖細胞は両群とも線維芽細胞が優勢であったが、シュワン細胞に関しては、培養3日頃までテルル食群が非テルル食群に比して、優勢な増殖を示した。
3.坐骨神経培養濾液の分離培養シュワン細胞に及ぼす効果
上記坐骨神経の培養1,3,5,7日後の培養液を採取、0.2μのフィルターで濾過後、各濾液を分離培養中のシュワン細胞に添加した。添加後8日又は9日まで経過を追い、シュワン細胞の増殖状態を位相差像撮影写真上で検討した。その結果、各濾液添加群の殆どで種々の程度に細胞増殖をみたが、特に、テルル食坐骨神経培養1日濾液添加群は全経過中最高値(最大値は添加前に比し195%の細胞数)を示した。次いで非テルル食培養1日濾液添加群(最大値137%)、他はテルル食群を含めより低値に止まった。
以上、テルル病変神経をモデルに、そのシュワン細胞増殖期に増殖因子を産生あるいは含有している可能性を示し得たが、in vitroでの本因子の持続的保持・産生は困難と考えられた。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shimoda,A.,Takahashi,T.& Nishikawa,Y.: J.Electron Microscopy. 35. 99 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akihisa Shimoda, Tatsuro Takahashi and Yuji Nishikawa.: "Studies on myelin formation by cultured rat Schwann cell." J.Electron Microscopy. 35. 99 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi