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マウスアデノウィルス腸管持続感染ヌードマウスにおける抵抗性因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 60570213
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 ウイルス学
研究機関東海大学

研究代表者

貫名 恵子  東海大, 医学部, 助手 (20056302)

研究分担者 橋本 一男  東海大学, 医学部, 教授 (00055659)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードヌードマウス / マウスアデノウイルス / サイクロフォスファマイド / インターフェロン / ナチュラルキラー活性
研究概要

通常マウスにマウスアデノウイルスK87株を腸管感染すると、感染後2.3週めに糞便より、ウイルスが検出されなくなるというウイルス抵抗性がみられる。一方、Balb/c系nu/nuマウスにおける感染では、通常マウスにみられる時期より遅い時期、すなわち、ウイルス感染後約6週めに糞便より、ウイルスが検出されなくなるというウイルス抵抗性がみらる。その抵抗性において、インターフェロン値の上昇はなく、ウイルス感染による、NK活性の上昇もみられず、抗アシア・GM1抗体によっても、抵抗性が消失することはなかった。さらに、カラギーナン投与によっては、ウイルス感染前の投与によって、やゝ抵抗性の弱まる傾向があった。また、試験管法によっては、中和抗体おおよび補体要求性中和抗体ともに、検出されなかった。一方、サイクロフォスファマイド投与後に、ウイルス抵抗性の完全な消失がみられた。nu/nuマウスのウイルス抵抗性因子究明には、中和抗体、補体要求性中和抗体以外の抗体や、抗体価測定の感度の問題が今後の課題として残された。また、nu/nuマウスの血清中のIgG値が高値を示し、サイクロフォスファマイド投与によって、この値が低値となっている事が見出された。この事と、ウイルス抵抗性の消失と何らかのかゝわりがあるのではないかと推察する。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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