研究課題/領域番号 |
60570285
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小池 隆夫 千葉大, 医学部, 助手 (80146795)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | SLE / モノクローナル抗DNA抗体 / 抗原決定基 / カルジオリピン / VDRL抗原 / C1g |
研究概要 |
SLEのモデルマウスであるNZB×NZW【F_1】およびMRL/Lprから、モノクローナル抗DNA抗体を樹立した。それらのモノクローナル抗DNA抗体は、その特異性により、大きく2種類に分類できた。すなわちDNAの塩基部分に反応し、厳密なDNA特異性を有する抗ssDNA抗体と、核酸の燐酸-糖骨格に反応し、厳多彩な交差反応性を有する有する抗ss/dsDNA抗体とである。本研究では、これらのモノクローナル抗DNA抗体を用いて、以下のことを明らかにした。 (1)モノクローナル抗ssDNA抗体のDNA上の抗原決定基は、ssDNAにのみ露出している塩基部分に存在していた。(2)モノクローナル抗ssDNA抗体は、合成ssDNAに対する特異性という観点から5型に分類することが出来た。(3)poly(dG)特異的モノクローナル抗ssDNA抗体は、そのssDNA結合能が、DNAの最小単位であるdGMPにより完全に抑制された。(4)モノクローナル抗ssDNA抗体のepitopeとしての抗原DNAの最小単位がtetramerもしくはpentamerであった。(5)モノクローナル抗ss/bsDNA抗体は、核酸に対して多彩な交差反応性を有していた。(6)モノクローナル抗ss/dsDNA抗体の対応抗原は、核酸の"燐酸-糖骨格"の部分に存在していた。(7)モノクローナル抗ss/dsDNA抗体はカルジオリピンに対しても交差反応性を示した。しかし、VDRL抗原に対しては、反応性を有さなかった。(8)モノクローナル抗ss/dsDNA抗体はプロチオグリカン、免疫グロブリン、補体第一成分とも交差反応性を示した。
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