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プロリンアナログのlung developmentに及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 60570359
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

木田 厚瑞  老人総研, その他, 研究員 (90142645)

研究分担者 太田 隆  東京都老人総合研究所, 基礎病理部, 研究員
松井 玲子  東京都老人総合研究所, 基礎病理部, 研究員
MATSUI Reiko  
OOTA Takashi  
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードLung development / Proline analogue / Flastin / Collagen / Mechanical stretch
研究概要

Emerys(1970)、筆者ら(1980,1981)のこれまでの研究結果より結合織線維成分(コラゲン,エラスチン)が正常な肺胞形成の過程で鍵を握っていることが明らかとなった。本研究では、コラゲンの生合成の過程で特異的に作用するプロリンアナログ(Cis-4-hydroxy proline,semicarbazide)を各々、幼若ラットに反復投与し、肺胞形成に与える影響を生理学的,形態学的な見地から検討した。Cis-hydroxyprolineを投与した群では体重は投与群が対照群を上回っていたが別出肺の容量,圧一量曲線,形態学的所見の上には差がなかった。その理由として肺胞形成期におけるコラゲンの役割はむしろ小さく(相対的にエラスチンの役割が大きい)か、あるいはCis-hydroxyprolineの半減期が短いために有効濃度を維持し得なかった可能性が示唆された。同様にコラゲンに特異的に作用するlathyrogenであるsemicarbagideを幼若ラットに反復投与したがtoxic doseを有効濃度が近接しており有用な実験結果を得ることが出来なかった。但し両実験を通じて栄養状態が肺胞形成に重要な関わりをもっていることは確実となった。また実験群から得られた胸部異常のラットに強い肺胞低形成がみられたため幼若ラットの胸部に全周性にステンレス製バンドを巻きつけ拘束性換気運動モデルを作製した。このラットではductectasisの所見が著明であり総肺胞数は対照群の60%に減少し、肺胞形成に著しい障害がみとめられた。しかし肺胞径には明確な差はみとめられなかった。今後、正常肺胞形成が胸部の機械的伸展刺激でどのように影響されるかの検討が必要と考えられた。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 松井玲子,木田厚瑞,太田隆: 第26回日本胸部疾患学会. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Reiko Matsui, Kozui Kida & Takashi Oota;: "Lung development in restrictive chest wall movements in weanling rats" 26th Anunal Meeting of Japan Thoracic Disease,. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kozui Kida, Reiko Matsui & Takashi Oota;: "Postnatal alveolar formation was disordered by restriction of chest wall movements on weanling rats."

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kozui Kida & Reiko Matsui;: "Effects of repeated administration of proline analogues on lung development in premature rats."

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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