研究課題/領域番号 |
60570448
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
児玉 浩子 (1986) 自治医大, 医学部, 講師 (00093386)
鴨下 重彦 (1985) 自治医科大学, 医学部, 教授
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研究分担者 |
浜野 雄二 自治医科大学, 医学部, 助手
岡部 一郎 自治医科大学, 医学部, 助手 (80177071)
宮尾 益知 自治医科大学, 医学部, 講師 (90137711)
鴨下 重彦 東京大学, 医学部, 教授 (60048973)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ライ症候群 / オルニチン・トランスカルバミラーゼ / 免疫組識化学 / プロティンA・ゴールド法 |
研究概要 |
ライ症候群の特長的所見は、ミトコンドリアの形態異常、ミトコンドリア酵素障害である。本研究は、ライ症候群,ライ様症候群で、ミトコンドリアの代表的酵素の一つであるオルニチン・トランスカルバミラーゼ(OTC)の免疫組識化学的解析を行った。まず始めに、OTCの光顕および電子顕微鏡的免疫組識化学的方法を検討した。〈基礎的検討〉方法:1)光顕条件ーラット肝でOTCを抗OTC抗体,第2抗体と反応させDAB染色で染色した。この際の固定条件を検討した。2)電顕条件-ラット肝を低温脱水紫外線重合により包埋し、プロティンA・ゴールド法でミトコンドリア酵素を検出した。この際の最適固定条件を検討した。 結果:1)4%パラホルムアルデヒド、0.2%グルタールアルデヒド溶液で固定し、10分間のトリプシン処理で、組識破壊が少く、最も強い染色性が得られた。 2)電顕的方法でも、上記の固定条件で、抗原性は十分保たれていた。以上の結果より、臨床的検討には、上記固定条件,処理条件で行った。 〈臨床的検討〉 方法:ライ症候群およびライ様症候群の生検肝で上記方法によりOTCの光顕および、電顕的免疫組識化学的検討を行った。 結果および考察: 典型的ライ症候群例の肝でのOTCの電顕的免疫組識化学的検討では、OTCはミトコンドリアに限局しており、細胞質には見られなかった。すなわちWOODFINらの本症ではミトコンドリア酵素が細胞質に存在するという生化学的データと相反する結果であった。ライ症候群様症状を呈した症例で、OTC欠損症を数例検討した。OTCの免疫組識化学的検索が、OTC欠損症の診断に有用であった。ライ症候群の免疫生化学的検討も行なう予定であったが、検索可能なだけの本症の肝が入手できなかったため、検討できなかった。
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