研究課題/領域番号 |
60570515
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
小出 義信 筑大, 臨床医学系, 講師 (80114073)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1985年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 造精機能 / カルモデュリン / カルモデュリン結合蛋白 / カルスペルミン / 免疫組識化学 |
研究概要 |
本年度は、本研究の最終年度であり、下記の2つの研究計画を実施するとともに、本研究によって得られた知見をまとめ、各種学術雑誌に発表した。 【I】.Carsperminの組識間分布の検討:昨年度、ブタ睾丸中のカルスペルミンに対する特異的抗体を用いたRIA系を確立した。これを用いて、ブタ各組識中の本蛋白の分布を検討した。本カルモデュリン結合蛋白は主として睾丸、精子、中枢神経系に分布した。造精系臓器では本蛋白の殆んどは、105、000g上清に存在したが、中枢神経系では、大脳と小脳皮質に高濃度で、その多くは105.000g顆粒画分に存在した。 【II】.Carsperminの組識化学的分布の検討;前述の抗体を用い、Carsperminの免疫組識化学的分布を、ミニピッグで調べた。免疫反応(ペロキシダーゼ法)による染色は、RIAによる結果と良く一致し、睾丸では精子細胞、精子に、中枢神経系では大脳及び小脳灰白質、小悩顆粒層細胞に濃く、その他、各種の神経核の細胞体にも散在性に染色を認めた。一方、白質には全く染色はなく、carsperminは神経細胞に分布することが明らかとなった。 【III】.その他:Carsperminの精製法をMethods in Enzymologyに発表した。また、現在までの研究の概要をCell Calciumに発表した。
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