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頭痛治療の研究-持続自発痛モデル動物を用いて-

研究課題

研究課題/領域番号 60570656
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関東北大学

研究代表者

新妻 博  東北大, 医学部, 講師 (20125628)

研究分担者 亀山 元信  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (70169647)
中浜 博  東北大学, 医学部, 名誉教授 (20004533)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード痛み / 脳深部電気刺激 / 中脳水道灰白質 / セロトニン / ナロキソン
研究概要

昭和61年度においては、研究実施計画にもとずき、前年度において確認された生体内神経伝達物質の脳内微量注入により鎮痛効果を発現する部位のうち、特に中脳水道灰白質について、その電気刺激による鎮痛効果発現の有無を検討した。
この実験では、特に、より臨床的な痛みに近い、比較的おだやかで、かつ持続的な痛みに対し、長時間の脳深部電気刺激が鎮痛効果を有するか否かについて検討がなされた。
その結果、中脳水道灰白質の電気刺激により、有意に鎮痛効果が発現することが判明し、特に中脳水道灰白質の中でもより鼻側の第3脳室近傍の部分でより効果が強いことがわかった。この鎮痛効果は、15分間の刺激中持続して認められ、刺激終了とほぼ同時に消失した。またナロキソン全身投与によってもこの鎮痛効果は拮抗されなかった。
前年度の結果から、この部位は、セロトニン注入により鎮痛効果のみられる背側縫線核のごく近傍であり、このセロトニン鎮痛が、ナロキソンにより拮抗されなかったことより、この中脳水道灰白質電気刺激による鎮痛効果発現に関し、セロトニンを介する神経機序が関与している可能性が考えられた。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Taisuke Otsuki: Brain Research. 365. 235-240 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Masahiko Inase: Brain Research.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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