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高血圧妊娠と胎児発育遅延に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60570802
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関近畿大学

研究代表者

淵 勲  近畿大学, 医学部, 助教授 (10101396)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード高血圧妊娠 / IUGR / SFD / 子宮胎盤母体側動脈 / narrowings spasms
研究概要

周産期医学において重要な課題の一つはIUGR(intrautlrine growthretardation)とそれにともなうSFD(small for dates infant)発生要因の解明とその予防である。ヒトの場合に近い妊娠高血圧の好適なモデル動物として妊娠SHRSPを用いている。以前よりIUGR発生要因を追求する目的で胎盤を組織学的に検討している。ラットの子宮胎盤の母体動脈系を明らかにすることができたので、血管内腔の断面積と肥厚の程度を検討した。
妊娠20日のラットを用い、spiral arteryが子宮胎盤の中心部を貫く部分の血管内腔の断面積と血管肥厚の程度をimage analysis systemを用いて測定した。その結果をWKYをコントロールとし、未処置のSHRSP、妊娠11日より1.5%食塩を負荷したSHRSP-Na【I】、妊娠15日より2%食塩を負荷したSHRSP-Na【II】の4群にわけて整理した。血管内腔の断面積はWKY(81,129±29,969【μ^2】)が最も広く、次いでSHRSP(41,175±4,809【μ^2】)が広く、SHRSP-Na【I】(27,440±7,159【μ^2】)とSHRSP-Na【II】(26,714±5,449【μ^2】)はほぼ同じで最も狭い。血管壁の肥厚の程度を厚さと面積の比で求めるとSHRSP-Na【II】>SHRSP-Na【I】SHRSP>WKYの順であった。これらの実験成績からIUGR発生要因の一つは胎盤内母体側血管のnarrowingsとspasmsによるものと考えられる。
現在、これまでの動物実験からIUGR-SFDに対して治療効果が認めた硫酸マグネシウム,Solcoseryl,KCl,Urokinase,VitaminCについてその作用機序について追及している。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Isao,Fuchi;Kiichiro,Noda;Yoshiharu,Matsubara: J Hypertension. 4. 375- 377 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 淵勲,野田起一郎,松原義治,森本和也,竹本誠司,福島利光,服部浩一: 産婦人科の進歩. 39. 215-216 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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