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歯周病原細菌の菌体成分および産生物へ免疫学的・生物学的活性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60570860
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

梅本 俊夫  神奈川歯大, 歯学部, 教授 (20067036)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード運動性桿菌 / Selenomonas sputigena / Wolinella recta / 内毒素 / 血中IgG / 免疫生物活性 / マイトゲン活性 / 多クローン性B細胞活性
研究概要

歯周炎の進行と共に、歯周ポケット内のスピロヘータおよび運動性桿菌が著しく増加することが報告されている。しかし、それらの細菌の病原的意義については明らかではない。本研究では歯周炎における運動性桿菌の意義を検討する目的で、歯周ポケット内の常在性運動性桿菌であるSelenomonassputigenaおよびWolinella rectaに対する血清IgG抗体を歯周炎、歯肉炎患者と健全者間で比較した。また、それらの細菌から内毒素を分離し、その化学的性状および免疫生物学的活性について検討し、以下の結果を得た。
1,S,sputigenaおよびW,rectaに対する血清IgGレベルは健全者と比較して歯周炎患者において有意に高い値が認められた(p<0.05)。
2,S,sputigena LPS(S-LPS)とW,recta LPS(W-LPS)はいずれもHeptose,KDOおよびハイドロキシ脂肪酸を含んでおり腸内細菌由来のLPSと類似の化学組成をしめした。
3,S-LPSおよびW-LPSの内毒素活性に関して、リムルス凝固活性をしめす最小農度はそれぞれ100pg/mlと10pg/ml、シュワルツマン活性は1μgと100μgであった。
4,免疫生物活性については、マイトゲン活性はいずれのLPSにおいても認められたが、その最小発現濃度はS-LPSで100μg/ml,W-LPSで1μg1mlであり、【C_3】H/Hejマウス脾細胞に対しては活性をしめさなかった。
5,多クローン性B細胞活性化作用をBALB/Cna/nu マウス脾細胞を用いて調べたところいずれのLPSにおいても活性が認められた。
6,S,sputigenaおよびW,rectaの菌体破砕上清においてもマイトゲン活性および多クローン性B細胞活性化作用が認められたが、特にS,sputigenaの菌体破砕上清は両活性において同菌株のLPS以上の強い活性を示した。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Toshio Umemoto;Kiyoko Watanabe;and Hidefumi Kumada: Advances in Dental Research 1987.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshio Umemoto, Kiyoko Watanabe, Hidefumi Kumada: "Possible Significance of Motile Rods in Periodontal Disease" Advances in Dental Research. 1. in press (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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