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唾液促進剤投与後のラット顎下腺主導管tuft cellの変化

研究課題

研究課題/領域番号 60570865
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

佐藤 敦子  福岡歯大, 歯学部, 助教授 (20099047)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードラット / 顎下腺主導管上皮 / tuft cell / イソプロテレノール / 絶食 / 透過電子顕微鏡 / 走査電子顕微鏡
研究概要

tuft cellの機能を解明する目的で、ラット顎下腺主導管のtuft cellの外部環境を変化させてやり(唾液の分泌が多い条件とそれが少ない条件)、tuft cellの内部構造の変化を観察し、次の様な結果、今後の問題点を得たので、その概要を報告する。
1.唾液の分泌が多い条件としてイソプロテレノール30mg/kgを投与後20分,1時間,5時間,1日目又連続投与後2日目,4日目,6日目,8日目,を観察した。
(1)最も顕著な特徴は、ゴルジ装置が良く発達し、ゴルジ小胞の数が増加する事である。頂部細胞質にもゴルジ装置に由来すると考えられる大小の小胞が増加し、微絨毛の側部より出芽様式によって出ていく事が観察された。通常は核下部にはゴルジ装置は観察されないが、投与後1日目になると核下部にも認められる様になり、そこでもゴルジ小胞の数が増加していた。核下部のゴルジ装置に由来する小胞が基底側に出ていくのか、又管腔内に出されるのか今後検討していく必要がある。
(2)tuft cellはグリコーゲンの多い細胞であるが、投与後2日目のものにおいても、いくらか減少する程度であった。
(3)投与後4,6,8日目になると管腔内は粘液物質で満される様になるので、8N塩酸において粘液物質を除去後、管腔面を走査電顕で観察したが、tuft cellはほとんど観察されず、透過電顕観察でも変性したtuft cellが観察されるのみであった。2日目までしか正常なtuft cellは観察されず大変デリケートな細胞であると考えられる。
2.唾液の量が少ない条件として、ラットを絶食後、3,5,9日目で観察したが、グリコーゲンが多少減少するだけで、他の小器官には大きな変化は無かった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 佐藤敦子: 解剖誌. 60. 399 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤敦子: International Anatomical Congress Proceeding. 12. A624 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤敦子: 解剖誌. 62(2). (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤敦子: 福歯大誌. 13(4). (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤敦子: Anatomical Record. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤敦子: Anatomical Record. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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