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歯科用難削材の研削に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 60570908
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

鈴木 暎  昭和大学, 歯学部・歯科理工学教室, 教授 (20013899)

研究分担者 宮崎 隆  昭和大学, 歯学部・歯科理工学教室, 助教授 (40175617)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード砥石 / 研削 / 複合研削 / 研磨材 / 難削材 / レジノイド系砥石 / 放電焼結
研究概要

歯科補綴物材料として, 今後高硬度, 高強度の材料の使用がますます増加し, 従来の回転による機械研削のみでは限界があるので複合研削の用途が増すと考えられた. この複合研削法は研削条件により機械的のみならず, 電気化学的要因が研削時に複合現象として現われた.
1.歯科技工に用いられているハンドピースによる回転運動の機械研削に電解研磨を併用した場合の歯科用難削材に対する複合研削の実用性について検討した結果, 炭化チタンを主材として立方晶窒化ホウ素を配合した導電性砥石を用いると機械研削のみを比べると研削量の増加と研削面性状の改善が認められた.
2.電解複合研削法は電解液を用いる湿式研削であり, 砥石の回転により電解液の飛散が避けられないため, 歯科技工のような手作業では術者の安全性に問題があり, さらに研削部位を直視しずらいので操作性が悪いことも, また電解効果が十分に発現されないことなど考えられた.
3.電解複合研削法をより実用的なものにするため, 従来の回転運動に変えて新たに往復運動を利用した研削方法について検討を加えた. 往復運動を利用した電解複合研削を応用すれば, 電解液の飛散もなく, 手作業で研磨ができ, しかも加工の主体が電気化学的除去であるので, 往復運動の機械研削効率が劣っていも, 陽極に生じた表層の反応生成物を除去するのは容易であった. 従って, むしろ効率の良い研磨が可能になると考えられた. 往復運動を用いた電解複合研削による歯科用難削材の研削システムを確立した.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 鈴木暎: 昭和歯学会雑誌. 8. 23-29 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宮崎隆: Quintessence of Dental Technology. 12. 75-85 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ei Suzuki, Takashi Miyazaki and Toshiyuki Miyaji: "Resinoid Wheel with Electric Conduction" The Journal of Showa University Dental Society. 8. in press (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takashi Miyazaki, Yukimichi Tamaki, Ei Suzuki and Toshiyuki Miyaji: "Application of Electric-Mechanical Grinding to Dental Polishing" Quintessence of Dental Technology. 12. 75-85 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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