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ダイマー単位の縮合を用いたホスファイト法によるDNAオリゴマー合成法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 60570972
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関北海道大学

研究代表者

三浦 一伸  北海道大学, 薬学部, 助手 (70001980)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードオリゴヌクレオチドの合成 / ホスファイト法 / ダイマー単位を用いたホスファィト法
研究概要

従来のフォスファイト法によるデオキシオリゴヌクレオチドの自動合成法の改良を試験的に行なった。従来の方法での縮合単位がモノマーであるので、これをダイマー単位の縮合法に改めることを検討した。
チミジンを出発物質として、5´-0-ジメトキシトリチルチミジン3´-(0-クロロフェニル)リン酸を常法に従って合成した。これに無保護のチミジンを縮合剤MSNT存在下縮合させるとダイマーが得られる。このダイマーには副産物である3´→3´結合のダイマーが少量含まれるので、シリカゲルカラムクロマトにより3´→5´結合のものを精製単離した。3´側に縮合した又クレオシドの糖部を保護しなくても収率よく目的のダイマーが得られたことは、この方法を簡便化することになる。つづいて、ダイマーの3´水酸基を亜リン酸化してホスファイト法の縮合単位を得た。縮合単位であるダイマーをアセトニトリルに溶解し、ABI社製のDNA自動合成機に設置し、合成機のコンピューター制御下でペンタデカチミジル酸の合成に行った。縮合収率は平均99%以上であり、通算収率は95%であった。この結果は、従来のモノマー単位の縮合による合成と比較して十分な成績であるので、合成法として使用でき、ダイマー単位を使用する分だけ合成時間の短縮となり、それが結果的には収率の高上となる。本研究ではペンタデカチミヂル酸を1μmolのチミジン結合担体から出発し、2段階のHPLCによる精製を経て、39A260ユニット得ることができ、これは約30%の収率に相当し、極めて良好な結果である。従って、自動合成機によるデオキシオリゴヌクレオチドの合成に改良を加えることができた。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.MIURA,K.Sawadaishi,H.Inoue,& E.Ohtsuka: Chemical & Pharmaceutical Bulletin. 35. 833-836 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K. Miura, K. Sawadaishi, H. Inoue, and E. Ohtsuka: "Blockwise mechanical synthesis of oligonucleotides by phosphoramidite method" Chemical & Pharmaceutical Bulletin. 35. 833-836 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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