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細胞核内甲状腺ホルモン受容体タンパク質の精製とその構造化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 60571029
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理系薬学
研究機関近畿大学

研究代表者

岡部 亘雄  近大, 薬学部, 助教授 (20028856)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1985年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード甲状腺ホルモン受容体 / 細胞核内ホルモン受容体 / ホルモン受容体 / 甲状腺ホルモン / 高分解能液体クロマトグラフィー / HPLC
研究概要

細胞核内の甲状腺ホルモンは分子量57,000のDNA結合性非ヒストンタンパク質であることが報告されている。我々はこの甲状腺ホルモン受容体タンパク質の構造特性および機能との関係を明らかにすることを目的として、ラット肝細胞から単離することを試みた。このためにフルオレッセインイソチオシアネートでケイ光標識したホルモンを指標として、高分解能液体クロマトグラフィー(HPLC)とイオン交換クロマトグラフィーを用いて、安全かつ迅速に精製することを試みた。HPLCには東洋ソーグTSKG3000SWゲルを使用し、イオン交換クロマトにはDEAE-SephadexA-25を用いた。HPLCにおける受容体の溶出位置は受容体に結合したケイ光標識ホルモンのケイ光測定により同定した。同定された受容体分画は、無標識ホルモンとの競合実験により、甲状腺ホルモン受容体分画であることが強く示唆された。DEAF-SephadexA-25により最終的に精製した受容体分画は、SDS-ポクアクリルアミドゲル電気泳動的に単一であり、分子量は57,000と推定された。さらに、この受容体分画は、等電点電気泳動により等電点は5.0と推定された。甲状腺ホルモン、トリヨードチロニンの結合に伴う受容体タンパク質のケイ光消光実験により結合定数は1.84×【10^9】【M^(-1)】となりトリヨードチロニンの受容体への特異的結合が示唆された。さらに、遠紫外部の円偏光二色性スペクトルの測定から単離精製された甲状腺ホルモン受容体タンパク質はα-ヘリックスが42%、β-構造が18%含有されているα+β型の構造特性を有することが分った。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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