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N-ニトロソ化合物生成におよぼす食生活の影響について

研究課題

研究課題/領域番号 60580074
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関東京家政学院大学

研究代表者

浜野 美代子  東京家政学院大学, 家政学部, 助教授 (90103225)

研究分担者 伊野 みどり  東京家政学院大学, 家政学部, 助手
MIDORI Ino  Tokyo Kasei Gakuin University Department of home economics, Assistant
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1985年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードN-ニトロソ化合物 / N-ニトロソジメチルアミン / 亜硝酸塩 / 胃がん / 人工胃液 / 食生活 / ジメチルアミン
研究概要

我が国では, 1982年以来, がんが成人病の死因のトップを占め, このうち胃がんによる死亡者は, 最近では漸減の傾向にあるとはいえ, なお全がん死亡数の約1/4を占めている. 現在までに胃がんの病因物質は明らかではないが食生活と密接な関係があるといわれている. N-ニトロソ化合物は, 我々の身近に存在する発がん物質であって, 亜硝酸塩(NO^-_xとアミン類の反応生成物である. すでに300種類を超えるN-ニトロソ化合物の80%が実験動物で発がん性が証明されている. 我が国のように, 諸外国に比べ, 野菜(NO^-_2, NO^-_3)や魚介類(アミン類など)を多量に摂取していることが, 胃がんの死亡率の高いことに関連があるか否か明らかにされていない. しかし究明しなければならない課題である.
今まで, 我々は食品中のN-ニトロソ化合物および前駆物質の存在量, 調理過程におけるN-ニトロソ化合物の生成や, 食事摂取後の唾液中の亜硝酸塩, 硝酸塩の変化などについて研究してきた. 更に, 今回は, モデル実験として人の胃内条件を想定し, N-ニトロソ化合物, 特に発ガン性の強いN-ニトロソジメチルアミンの生成および抑制について, Invitroにおける検討をしてきた. その結果, 食品成分が加わると, 単純に水溶液や人工胃液などで行う実験と異なり, 同じ生成あるいは抑制実験でも複雑になり, 単純に評価はできない. 更に, 人間には, 長きにわたる食習慣の問題や, 現在のように複雑多様化する食生活が胃がんとどのような関わりあいをもってくるか, また, 個個の人間がそれぞれの生活環境から受ける要因など, きめ細かな調査, 研究が今後の重要な課題である.

報告書

(1件)
  • 1987 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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