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内分泌性因子による筋収縮制御タンパクの発現調節

研究課題

研究課題/領域番号 60580123
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物質生物化学
研究機関秋田大学

研究代表者

小林 良二  秋大, 医学部, 助教授 (00020917)

研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード筋収縮 / α-アクチニン / ゲルゾリン / ビンクリン / フィラミン / 収縮調節タンパク / 筋形成 / 分化
研究概要

筋収縮の制御タンパクが筋形成過程、筋細胞分化などにおいて重要な意義を持っていることが明らかになった。またこれらの制御タンパクの発現が内分泌性因子や神経性因子によって調節を受けることも明らかになりつつある。本研究は筋収縮制御タンパクの中で生理機能の重要性が指摘されながら十分な解析の行われていないα-アクチニン,ビンクリン,ゲルソリン,フィラミン,スペクトリン類似タンパクなどに注目しその発現調節について追求を行った。その結果、
(1)α-アクチニンは胎生期には、胎生型とも呼べる蛋白種(isoform)が存在し、中期にはこの胎生型とは異った成体型も出現する。即ち胎生型から成体型への変換が起こることがわかった。従ってα-アクチニンは、従来の私共の研究成果をふまえると、胎生型、成体型(白筋型【I】,【II】,赤筋型)3種非筋肉型に分類出来る。筋の発生と分化の過程でこのα-アクチニンの(isoform)の変換がみられる。
(2)フィラミンおよびビンクリンについては蛋白種の変換は起らないが、やはり胎生中期に量的変化が起こる。胎生初期には骨格筋にも大量のフィラミンやビンクリンが含まれているが中期以後激減しほとんど消失する。
(3)ゲルゾリン、スペクトリン類似タンパクは、発生の過程で量的にも質的にも大きな変化を受けない。
(4)甲状腺ホルモン、ステロイドホルモンなどは、他の収縮タンパクの発現には影響を与えうるが、上記タンパクの発現には大きな影響を及ぼさない。などの新しい知見を得た。筋形成、分化における調節タンパクの発現について新しい側面を明らかにできたと考える。

報告書

(1件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小林良二: 細胞工学. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Ryoji Kobayashi: Ryoji Kobayashi: Ryoji Kobayashi: "Expression of Actin-binding protein (in Japanese) Cell Technology (Saibou-kougaku)" "Alpha-actinin expression during avian myogenesis. Evidence for the existence of embryo-specific isoform." "Filamin and vinculin expression during avian myogenesis in ovo." 3. 154-163 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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