研究課題/領域番号 |
60580228
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
|
研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
小泉 貞明 宮教大, 教育学部, 教授 (90003912)
|
研究分担者 |
福士 尹 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (80006410)
佐藤 正 宮城教育大学, 教育学部付属理科教育研究施設, 教授 (60004652)
|
研究期間 (年度) |
1985 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1986年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1985年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
|
キーワード | ホヤの心拍 / ホヤの心臓 / ホヤの血流逆転 / ホヤ幼生の走光性 |
研究概要 |
地域特性を活かし、日常生活に関係の深いホヤについて、多目的教材としての種々の実験法の開発を行った。心拍の実験と観察法は昨年度の与備実験に引続き、本格的な装置の改善を行った。また、新たにホヤの幼生の光に対する行動の実験に関する開発を行った。 1.ユウレイボヤの心拍の実験と観察法 (1)心臓の摘出法:心拍の実験や記録には摘出心臓を用いることが望ましい。内柱側、胃側のペースメーカーを損傷することなく摘出する方法と固定して実験に供する装置について述べた。 (2)心拍の記録装置の開発:微弱な心拍の振動をコンデンサーマイクによって微弱電圧信号に変換して記録する装置を考案した。増幅器を内臓した三線式コンデンサーマイクを用い、単一乾電池(4.5V)に接続し、微弱振動を数十〜数百mvの電圧信号として取り出し、心拍により起こる収縮波を記録計によって描記できるようにした極めて簡便なものである。 (3)心拍に及ぼす薬物の影響:2コのペースメーカのそれぞれ1コずつのペースメーカを薬物処理することが可能な装置を考案した。 2.ホヤ幼生の光に対する行動自然界において、幼生が岩場の陰などに付着して変態する過程を実験室において解析し、思考させる目的で開発した。 (1)採卵と採精から幼生を得るまでの方法について述べた。 (2)ホヤ幼生の付着実験を観察するための装置と方法について述べた。 (3)ホヤ幼生の走光性や光の波長の選択などを実験するための装置と方法について述べた。
|