研究課題/領域番号 |
60580231
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
南部 昌敏 上越教大, 学校教育学部, 講師 (90143627)
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研究分担者 |
森田 俊雄 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80134766)
中野 靖夫 上越教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (60042686)
小金井 正巳 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (00014746)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1985年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 授業観察 / 教育実習 / 事前指導 / 事後指導 / カテゴリーシステム / プロトコール / 評定尺度 |
研究概要 |
教育実習生に授業観察の視点を把握させ、授業行動を知覚し、それに対する適切な判断と対応策が実行できるようにすることを目的とした授業観察訓練を支援するためのシステムを開発した。本システムは、教育実習の事前事後に位置付くもので、5つの段階から構成されている。 1.授業観察記述システム 教授学習過程を情報の入・出力関係で記述させることにより、相互作用過程として捉えることができるようにする。 2.授業観察評定システム 授業観察をさせ、教師の機能の視点から作成した9つの評定項目について、評定基準を参考にして評定することにより、授業観察の視点を把握させる。 3.授業プロトコールシステム 授業を音声・映像で記録させ、それをもとに記述形式プロトコールを作成させることにより、授業行動の特徴を具体的に把握することができる。 4.授業意図・学習者行動判断分析システム 授業者がどのような意図で授業行動をし、学習者行動についてどのように知覚判断をし、対応しているかを観察することができる。 5.授業観察支援システム(カテゴリー分析による) 授業学習行動をカテゴリーシステムを用いて授業の特徴を分析的に捉えることができるようになる。 本システムを本学教育実習の事前事後訓練において試行した結果、通常の実習で行われているより(1)従来気付かなかったことまで細かく観察できる。(2)カテゴリー分析・教授意図知覚判断分析は自分の授業の特徴把握に役に立つ。等の知見を得た。
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