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環境音楽が学習におよぼす効果の分析

研究課題

研究課題/領域番号 60580249
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 科学教育
研究機関東海大学短期大学部

研究代表者

石上 彦一  東海大学短期大学部, 教授 (40151360)

研究分担者 中村 芳雄  東海大学短期大学部, 講師 (70056159)
丸山 修  東海大学短期大学部, 助教授 (30055818)
愛谷 孝豊  東海大学短期大学部, 助教授 (10056153)
NAKAMURA YOSHIO  JUNIOR COLLEGE OF TOKAI UNIVERSITY LECTURER
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード環境音楽を教育の場に導入 / 電気工学実験授業 / 座学的授業 / 音響条件 / 各種雑音の周波数スペクトル / アンケート調査 / 相対受聴率 / 音節明りょう度評価 / 環境音楽 / 音声品質評価の尺度 / 白色雑音,相対受聴率 / 周波数成分 / 音楽ソースの選定 / 音楽ソースの構成 / 客観評価法
研究概要

1.教育の場に環境音楽(BGM)を導入している場合の定性的な調査結果が若干報告されている. しかし, 定量的なデータならびに評価方法はほとんど見当らない. 本研究成果報告は教育の場においてBGMの学習効果を定量的に解析するため, 作業的性格をもつ電気工学実験および座学的授業に導入した場合について検討し, 電気工学実験は勿論のこと, 座学的授業においても, その効果があることを明らかにした.
2.調査は, まず教室内における音響条件として考えられる残響時間などについて検討を加え, さらにBGMの他に, 学習効果に影響を与える自然音白色雑音, クーラ雑音および私語雑音の周波数スペクトルを検討した. 次に電気工学実験においては学生の反応をアンケートによる方法で, また座学的授業では音声品質評価に用いる音節明りょう度によって調べた.
3.以上の調査方法に基づいて実験を進め, 次の事柄を明らかにした. (1) 電気工学実験においてはアンケート調査の結果, 学生のBGMに対する反応率が大きく, 相当の効果が期待できる. (2) 座学的授業においては, BGMに対する相対受聴率はそのレベルが大きくなるにつれて, ある程度のバラつきが目立ってくる. 金管楽器のように高い周波数成分の多いソースでは相対受聴率が低下する. (3) 白色雑音とクーラ雑音がある場合は, 前者の音節明りょう度が後者のそれに比べて悪く, そしてかなりの疲労感を与える. (4) 私語雑音の場合の音節明りょう度はクーラ雑音のそれとほとんど変わらない. (5) BGMの場合は, 音節音声源のスピーカを前面に向け, 私語雑音とBGM音源のスピーカを前面に向けるときと後方に向ける場合では後者の方がはるかに効果の大きいことを明らかにした.
4.今後, 新たな評価方法や音楽ソースの選定, 騒音と音楽ソースの周波数成分の関係について検討を進めたい.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 愛谷孝豊: 電子通信学会(総合全国大会). 2731. 7-237 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 石上彦一: 日本工業教育協会. 9. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 愛谷孝豊: 東海大学(東京)短期大学部情報通信技術研究所所報. 1. 3-8 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中村芳雄: 電子情報通信学会(創立70周年記念総合全国大会). 2652. 7-252 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] AIYA TAKATOYO: "AN EDUCATIONAL EFFECT ON THE BACKGROUND MUSICS" THE INSTITUTE OF ELECTRONICS AND COMMUNICATION ENGINEERS OF JAPAN. 2731. 7-237 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] ISHIGAMI HIKOICHI: "AN EDUCATIONAL EFFECT ON THE BACKGROUND MUSICS" JOURNAL OF JSEE. 9. (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] AIYA TAKATOYO: "AN EDUCATIONAL EFFECT ON THE BACKGROUND MUSICS" RESEARCH INSTITUTE OF INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY TOKAI UNIVERSITY JUNIOR COLLEGE DEPT.1. 3-8 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] NAKAMURA YOSHIO: "AN EDUCATINAL EFFECT ON THE BACKGROUND MUSICS" THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFORMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS. 2652. 7-252 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 愛谷孝豊,中村芳雄,石上彦一: 情報通信技術研究所所報. 1. 3-17 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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