研究課題/領域番号 |
60840007
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
気象・海洋・陸水学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
金成 誠一 北海道大学, 理学部, 教授 (70027233)
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研究分担者 |
矢津 敏弘 アレック電子株式会社, 研究開発課, 研究員
小賀 百樹 北海道大学, 理学部, 助手 (50153515)
竹内 謙介 北海道大学, 理学部, 助教授 (00107450)
YAZU Toshihiro Research staff, ALEC Electric Engineering Co Ltd.
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1985年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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キーワード | 流速プロファイラー / VCTプロファイラー / フリーフォール / プロファイラー / EMVP / VCTD |
研究概要 |
1.最大水深1000mまでの流速、水温、電気伝導度(塩分は水温、電気伝導度から計算)の連続プロファイラー(VCTP-1000)が開発された。 完成したVCTP-1000の主要諸元は次の通り。 全長105cm(アンテナ先端まで) 外径28cm , 空中重量 34.2kg 水中重量 -6.0kg(調整おもりなし) これに、2.2kgの調整おもりと6.4kgの投下バラストをつけたときの沈降速度は約120cm/sである。また、測定量のレーンジおよび分解能はそれぞれ、 流速: 0〜±200cm/s,0.05cm/s 深度: 0〜1200m,0.3m 水温:-5〜35℃,0.01℃ 電気伝導度:20〜60mmho/cm,0.01mmho/cmである。 測定値はデータ処理によって深度50cm毎の流速成分u、v、水温、塩分、【δ_t】のデータに変換され、処理システムのフロッピーディスクに収録され、適宜、ディスプレー上にグラフ化される。 2.忍路沿岸での着底レリーズ使用による観測試験 着定レリーズを用いた試験は昭和62年7月31日に忍路沖水深50mの地点で実施し最初のプロファイル取得に成功した。 3.後志海丘群海域での圧カレリーズ使用による観測試験。 圧カレリーズ使用による観測試験は昭和62年10月30日に、海洋海山西側の水深2300mの地点で行なわれた。この観測試験で水深420mまでの水温、電気伝導度、流速のプロファイルが得られた。データ処理およびデータ解析によって、VCTP-1000がほぼ所定の性能を満足するものであることが判った。 4.取得データについては、海洋乱流に関するさらに進んだ解析が進められている。
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