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マイクロ・ロボットによる各種放射計測の自動化

研究課題

研究課題/領域番号 60840018
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 無機・錯塩・放射化学
研究機関東北大学

研究代表者

八木 益男  東北大学, 理, 助教授 (10004269)

研究期間 (年度) 1985
研究課題ステータス 完了 (1985年度)
配分額 *注記
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1985年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
キーワードロボット / 自動化計測 / 放射能自動測定 / 計算機制御
研究概要

われわれは光量子放射化分析およびすべての放射化法に適用可能な、新内標準法による放射化分析の開発研究を鋭意実施している。これらの研究においては様々な半減期核種を測定することを余儀なくされ、夜間・休日といわず精力的にそれら放射能を測定し続けねばならない。それ故、これら測定作業にはかなりの過剰労働が強いられ、これが研究能率低下の大きな原因となっていた。
そこで、1982年末国内電気メーカーによってマイクロ・ロボットが市販されるにおよび、早速それとパーソナル・コンピュータ、放射線計測器を組合わせた、上記放射能測定の自動化を独自に開発完成させ、翌春から上記研究遂行に参加実用化させることに成功した。しかし、このロボットおよびコンピュータによる自動化は、ロボット自身が自動原点復帰機能を持っていなかったこと、およびコンピュータのメモリ容量不足で機能的にとても満足できる代物とはいえなかった。
しかし、1984年末になると、上記欠点を補う両改良製品が相ついで市販されるようになり、相変らず全国どの研究室でも放射能測定に過剰労働が強いられている現状をふまえ、早速安価でより普及化しやすい各種放射線計測完全自動化システムの実現を図ることにした。
このシステムは、多種多数試料自動変換ホルダーの製作、パーソナル・コンピュータと半導体検出器、シンチレーション検出器、G-M検出器、多重波高分析器および各種計測器の接続、ロボットの制御プログラムの開発、またデータの転送・計算処理プログラムの開発によって完成実現されたが、これはかなりの長期にわたる作動テストにおいて十分満足すべき機能をはたすことが確められた。そこで日常における研究ラインに早速活用することによって、ラボラトリー・オートメーション化を達成し、広く所属研究施設共同利用に開放することによって諸研究の発展にも役だたせることにした。

報告書

(1件)
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.Radioanal.NuCl.Chem.A.,. 98-1. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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