研究課題/領域番号 |
60850018
|
研究種目 |
試験研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械材料工学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
駒井 謙治郎 京大, 工学部, 教授 (70025948)
|
研究分担者 |
箕島 弘二 京都大学, 工学部, 助手 (50174107)
|
研究期間 (年度) |
1985 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
|
キーワード | 腐食 / き裂 / き裂発生 / モニタ / 走査型振動電極 / 腐食電流密度 / 画像処理 / 腐食ピット / モニター / 走査振動電極 / 腐食電位 / 腐食電流 |
研究概要 |
腐食環境中のき裂発生とその成長挙動に関しては、局部的環境条件を乱すことなくモニタする標準的手法が未が確立されておらず、従来は多数の試験片を用いた中断試験による表面観察が行われてきた。しかし、中断試験法は多大の労力と時間を要する割には、腐食損傷面の連続追跡が不可能という致命的欠点があった。本研究では、腐食電流密度分布を、コンピュータ制卸走査型振動電極を用いて精密に測定することにより、腐食き裂を始めたとする局部腐食の発生過程を空間的・経時的にかつリアルタイムに追跡可能な腐食き裂発生モニタを試作した。このシステムを用いてステンレス鋼に半田を埋め込みモデルピットとした試料、ならびに高張力鋼溶接材の腐食電流密度分布を測定し、腐食電流密度分布の3次元表示、等腐食電流密度マップを作成した。さらに、微小電極と試料間の距離の腐食電流密度測定精度への影響、局部腐食の位置同定精度とその分解能について検討を加えるとともに、データ解析に対する画像処理手法の有用性を指摘した。
|