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対話手法の導入による金属破面の微細構造解析手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 60850019
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 材料力学
研究機関東京大学

研究代表者

岡村 弘之  東大, 工学部, 教授 (00010679)

研究分担者 酒井 信介  東京大学, 工学部, 助教授 (80134469)
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
1986年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1985年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
キーワード画像処理 / SEM / フラクトグラフィー / マイクロコンピュータ / オンライン処理 / 立体構造解析 / 破面解析 / 対話型処理
研究概要

1.画像データ処理用計算機システムの製作及びソフトウェア開発;16ビットマイクロプロセッサ80286を備えたパーソナルコンピュータを中心とし、高解像度テレビカメラ,イメージフレームメモリからなるシステムを開発した。SEM像のディジタル化は、フィルムを媒介にする方法と、SEMから直接取り込む方法のいずれかを選択できる。画像強調、フィルタリングなどの基本的画像処理ルーチンをC言語を用いて作製した。
2.多方向観察による三次元構造解析アルゴリズムの開発;従来の三次元構造解析アルゴリズムは、基本的には2方向からの観察像を用いるものであるが、この場合試料の回転に伴って影ができるような形状の解析を行うことはできない。そこで、本研究においてこの柔盾を解決するため多方向からの観察像を用いて解析する新たな解析アルゴリズムを考察し、疲労破断面、ストレッチゾーンなどの破面についてその有効性を検証した。
3.対話手法による三次元構造解析アルゴリズムの開発;破面の微細構造解析を画像を観察しながら対話的に行えるシステムを開発した。特にパソコンによる処理であることを考慮し、従来用いられていた画像処理アルゴリズムをC言語を用いたソフトウェアによって改善し、よりオンライン性の機能を強調したシステムとした。三次元構造解析アルゴリズムについては、従来のSSDA法を改善して大幅な高速化を図り、画像を見ながらオンラインで任意の直線に沿う断面形状を解析するシステムを開発した。
4.溶接欠陥部検知システムへの応用;3で開発した高速三次元構造解析アルゴリズムを用い、隅肉溶接部のアンダーカットを自動検知するためのソフトウェアを開発した。これまでのところ、溶接部三次元形状のおおよその形状を把握できる程度であるが、今後アルゴリズムの改善により、自動検査システムへ応用できるものと考えられる。

報告書

(2件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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