研究課題/領域番号 |
60850064
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
坂井・利之 トシユキ 京大, 工学部, 教授 (70025790)
坂井 利之 (1986) 京都大学, 工学部, 教授
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研究分担者 |
岡田 至弘 京都大学, 工学部, 教務職員 (30127063)
美濃 導彦 京都大学, 工学部, 助手 (70166099)
有木 康雄 京都大学, 工学部, 助手 (10135519)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
20,700千円 (直接経費: 20,700千円)
1986年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1985年度: 14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
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キーワード | パターン理解 / 図面の翻訳 / 図面の変換 / 図面の清書 / 図面の構造解析 / イメージプロセッサ / 図面処理 / 図面翻訳 / 図面変換 / データフロー型イメージプロセッサ |
研究概要 |
本研究は、図面中の単語または句(英語または日本語など)を別の言語系の単語または句に翻訳し、その単語の長さや、人間の好む図面の大きさ並びに文字フォント・サイズ,図面の線の太さなどの指示に従って、ファクシミリあるいはブックスキャナより入力された原図面を自動的に変換して、目的語の図面として清書出力するようなパターン理解,図面処理アルゴリズム,VLSIを使用したイメージプロセッサの開発研究である。この研究には、図面内での構成要素(文字部分,図面シンボル,結線)の分離抽出とラベル付け、原図面のトポロジーに忠実という条件下での図面の良質・自動的な編集や清書が内容的には含まれている。 60年度では、図面の翻訳・自動変換・清書を行うプロセッサの初版を試作しているので、本年度は次の点において試作機を実用に供する程度に改良・強化を行なった。 1.入力装置の解像度や、入力図面自身の低画質のため、入力した図面の品質に劣化が生じると、文字と線が接触したり、本来1本であるべき線がとぎれるなど、図面の構造解析に誤りが生じる。この問題を解決するために、線や文字、点線や矢印に関する知識を試作機に付与し、知識ベースで図面の構造を解析するソフトウェアを開発した。 2.解析された図面をCADと整合し、高品質の図面として生成できるソフトウェアを開発した。これにより品質の悪い図面に対しても正しく構造を解析するとともに、グラフィックスで清書して見やすい形で出力することが可能となった。 3.図面中の低品質の漢字については、CADの手法を用いて単純に整形することが困難なため、低品質文字の構造解析とサブパターンの認識手法を研究した。
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