研究課題/領域番号 |
60850065
|
研究種目 |
試験研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
都倉 信樹 阪大, 基礎工学部, 教授 (10029423)
|
研究分担者 |
和田 幸一 名古屋工業大学, 電気情報学科, 講師 (90167198)
辻野 嘉宏 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (20172009)
萩原 兼一 大阪大学, 基礎工学部, 講師 (00133140)
荒木 俊郎 大阪大学, 情報処理教育センタ, 助教授 (70107077)
|
研究期間 (年度) |
1985 – 1986
|
研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
|
配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1985年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
|
キーワード | ソフトウェア設計 / ドキュメント作成 / エキスパート・システム / ポイント手法 / モジュール化 |
研究概要 |
ソフトウェア設計とドキュメント作成支援についての研究として、特に、モジュールを用いたソフトウェア開発に焦点をあてた研究を行った。 1.いくつかの具体的問題について、モジュール方式の設計を試行し、いくつかの知見をまとめた。 2.モジュールは再利用することに価値があるが、実際にはあまり再利用されていない。その原因の一つに、説明書の不備、わかりにくさがあげられる。この点の解消のため、当グループで作成したモジュールの説明書を書き直すという作業を通じて、ドキュメントの書き方を検討した。 3.しかし、わかり易くしようとすると大部のものとなりかえって読みにくいということも観察された、そこで、モジュールの使い方を相談できるエキスパート・システムの構築を試みた。エキスパート・・シェルは比較的容易に構成したが、モジュールについての知識をルール化する上でいくつもの問題を見い出した。 4.テキストエディタという限定されたソフトウェアについての設計支援の一つの試みとして、どういう編集機能をもつとどれくらいの時間で編集ができるかを実際にエディタを作らずに設計段階で評価する手法について研究した。 5.ノンリニアマウスなどいくつかの新しいポイント手法を提案し、実験システムを作成して、評価実験を行った。CRT上で位置を指定するポイント手法をどうすべきかについて設計者に有用なデータと方法論を与えた。 作成支援の内容は多岐にわたるため、基本的検討に力を入れたが、まだ未解決な点も少くない。ひきつづいて研究し、よりよい支援のための方法論をくみ立てていきたいと考えている。
|