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融合細胞の選択に関する新しい細胞工学的技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 60870021
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 免疫学
研究機関東北大学

研究代表者

橘 武彦  東北大学, 抗酸菌病研究所, 教授 (50076973)

研究分担者 工藤 俊雄  東北大学医療短期大学部, 助教授 (70091684)
多田 雅夫  東北大学, 抗酸菌病研究所, 助教授 (10006083)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
10,500千円 (直接経費: 10,500千円)
1987年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1985年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワード細胞融合 / マウス単クローン抗体 / ヒト単クローン抗体 / GIT培地 / 細胞工学 / 単クローン抗体 / 融合細胞選択法 / 螢光標識 / 細胞ソーティング
研究概要

1.融合細胞の選択法として, (1)FITC結合およびXRITC結合オクタデシルアミンを作り, 2種の細胞をそれぞれの色素で蛍光染色し, 細胞融合後2種の蛍光色素で標識された融合細胞を自動細胞分析分画装置によってソーティングする方法, (2)親細胞をアクチノマイシンDおよび塩酸エメチンで処理して, 蛋白合成を阻害し, 融合細胞を選択する方法, (3)ビオチン化親細胞(ミエローマ細胞)とビオチン化抗原と反応した感作リンパ球をアビジンを介して結合した後, 細胞融合を行う方法試みた. 種々の努力を行ったが, いずれの場合にも効率よく融合細胞を選別することはできなかった.
2.融合効率を高めるための融合細胞に適した培地の検討では, (1)マウスB細胞ハイブリドーマ作製について, 最近開発されたGIT培地が優れていることがわかった. 融合頻度は, ミエローマ細胞8000個に1個の割合で融合細胞の増殖が認められた. これは既報の成績と比べて採光の効率である. (2)ヒト単クローン抗体作製についても, (マウス×ヒト)ヘテロミエローマ(SHM-D33)とEBウイルス感染によるリンパ芽球様細胞との細胞融合にGIT培地を使用すると, ミエローマ細胞 5500個に1個の割合で融合細胞の増殖が認められた. この効率はこれ迄の報告の中で最高の効率である. この培地はクローニング効率を高め, ハイブリドーマの抗体産生量も高値を示した. この方法はヒト単クローン抗体作製に極めて有用と期待される.

報告書

(3件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 工藤俊雄;森下理美,鈴木理香,橘 武彦: 医学のあゆみ. 140. 163-164 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kudo,T.;Morishita.R,;Suzuki,R.;and Tachibana,T.: Tohoku J. exp. Med.153. 55-66 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kudo,T.;Asao,A. and Tachibana,T.: Tohoku J. exp. Med.154. (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Suzuki,N.;Kudo,T.;Shirako,Y.;Ehara,Y.;and Tachibana,T.: Virology.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KUDO, T., MORISHITA, R., SUZUKI (SENO), R., AND TACHIBANA, T.: "A GREAT IMPROVEMENT OF FUSION EFFICIENCY IN MOUSE B CELL HYBRIDOMA PRODUCTION BY USE OF THE NEW CULTURE MEDIUM, GIT." TOHOKU J. EXP. MED.153. 55-66 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KUDO, T., ASAO, A., AND TACHIBANA, T.: "HIGHLY EFFICIENT PROCEDURE FOR PRODUCTION OF HUMAN MONOLCLONAL ANTIBODIES: ESTABLISHMENT OF HYBRIDS BETWEEN EPSTEIN-BARR VIRUS- TRANSFORMED B LYMPHOCYTES AND HETEROMYELOMA CELLS BY USE OF GIT CULTURE MEDUIM." TOHOKU J. EXP. MED.154. -IN PRESS (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] SUZUKI, N., KUDO, T., SHIRAKO, Y., EHARA, Y., AND TACHIBANA, T.: "PREPARATION OF MONOCLONAL ANTIBODIES TO CYLINDRICAL INCLUSION, AMORPHOUS INCLUSION, AND CAPSID PROTEINS OF WATERMELON MOSAIC VIRUS 2 AND ANALYSIS OF THEIR REACTIVITIES." VIROLOGY. -IN PREPARATION

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 工藤俊雄: 医学のあゆみ. 140. 163-164 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 工藤俊雄: 抗酸菌病研究所雑誌.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Kudo,: Tohoku J.Exp.Med.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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