研究課題/領域番号 |
60870048
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 国立循環器病センター |
研究代表者 |
松田 武久 循病セ, その他, 研究員 (60142189)
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研究分担者 |
安達 盛次 国立循環器病センター, 病院外科, 医長 (60151073)
高野 久輝 国立循環器病センター研究所, 人工臓器部, 部長 (60028595)
岩田 博夫 国立循環器病センター研究所, 人工臓器部医用材料研究室, 室員 (30160120)
新延 道夫 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (80135748)
阿久津 哲造 国立循環器病センター, 研究所, 副所長 (40150221)
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研究期間 (年度) |
1985 – 1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 徐放性 / 人工臓器 / 生理活性物質 / 抗血栓性 / セグメント化ポリウレタン |
研究概要 |
一定期間、高度の抗血栓性を保証する有力なる方法として、抗凝固剤が材料表面から徐放されるコントロール・リリース技術が極めて有効である。親水性セグメント化ポリウレタンに合成抗凝固剤MD-805及びFUT-175を均一に分散したコントロール・リリース系を開発した。上記の合成薬剤が極性溶媒に易溶である性質を利用したもので、高分子製膜時に高分子溶液から同時に薬剤をポリマー中に任意の割合で導入できる(One-Step Co-Casting法)点に特徴がある。従って、従来のヘパリン徐放系のシステム開発において問題となる材料の制約,加工工程の繁雑さや付加量の任意性等に比べて、我々が開発したシステムは大きな利点を有していると言える。in vitro及びex vivoにおいても顕著な抗凝固の薬理効果が認められた。徐放系のシステム設計においては、薬剤の添加量,膜厚,材料の親水性を選択することによって徐放速度及び徐放期間を自由に制御することができた。
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