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体外受精における凍結保存卵の研究

研究課題

研究課題/領域番号 60870059
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

飯塚 理八  慶応義塾大学, 医学部産婦人科学教室, 教授 (70050995)

研究分担者 久慈 直昭  慶応義塾大学, 医学部産婦人科学教室, 助手 (80169987)
名取 道也  慶応義塾大学, 医学部産婦人科学教室, 講師 (80101913)
牧野 恒久  慶応義塾大学, 医学部産婦人科学教室, 講師 (30085758)
森定 優  慶応義塾大学, 医学部産婦人科学教室, 講師 (40051552)
小林 俊文 (小林 俊丈)  慶応義塾大学, 医学部産婦人科学教室, 助教授 (30051460)
KIYOO TAsNABE  Keio Univerity, Shool of Medicine, Dept. of ob/Gyn
末岡 浩  慶応義塾大学, 医学部産婦人科学教室, 助手 (90162833)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
9,000千円 (直接経費: 9,000千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1985年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
キーワード冷凍保存 / ヒト受精卵 / ヒト未受精卵 / 超微形態 / 体外受精-胚移植 / 凍結保存 / 未受精卵 / 2細胞期 / マウス / 2段階融解法 / 電子顕微鏡 / グルコース / 体外受精 / 凍結保護剤 / プログラムフリーザー / マイクロマニピュレーター
研究概要

近年の体外受精・胚移植の急速な普及に伴い, 卵細胞及び受精卵の凍結保存に大きな関心が寄せられている. 本研究ではマウス及びヒトの受精卵・未受精卵を対象として凍結・融解を行い, 融解後の発生率と超微形態学的変化について検討を加えた.
マウス未受精卵及び受精卵の凍結保存は, ジメチルスホキシド(DMSO)1.5Mを凍結保護剤として使用し, プログラムフリーザーで凍結・融解プログラムの条件を各種設定して施行した. 氷点下80度まで毎分0.3度で緩徐に冷却し, 以後液体窒素中で急速凍結した場合, 融解も毎分2度で緩徐に行なうと発生率は向上した. 1細胞期胚では2細胞期胚まで発生する率が最高55%, 2細胞期胚では60%が4細胞期胚まで発生した一方, 未受精卵では融解後の体外受精で以後2細胞期胚まで発生したのは最高12%に過ぎなかった未受精卵について, 更に同上の凍結プログラムと毎分8度の融解プログラムで検討したところ, 更に融解後の体外受精で2細胞期までは26%, 拡張胞胚までは5%が発生した. これらの未受精卵を透過型電子顕微鏡で観察すると, ミトコンドリアの膨化・変性や表層顆粒の現象が著名であり, 超微形態学的には凍結・融解による障害が存在することが明らかになった.
ヒト未受精卵及び受精卵計6個を学会の取扱規定に基づいて凍結・融解を行なったところ, 光学顕微鏡下で形態学的に特に異常を認めなかったものの比率は約67%であった. 凍結保護剤は, マウスと同様にDMSOを1.5Mで使用し, 氷点下40度まで毎分0.3度で, 以後は急速冷却した. 融解は温水中への直接浸漬とした. 融解後の状態に関しては, 今後, 超微形態学的変化や発生率など, 更に検討を重ねる必要があると考えられる.

報告書

(3件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 飯塚 理八: 病態生理. 6. 433-439 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Rihachi IIZUKA et. al.: "CRYOPRESERVATION OF NUMAN SEMEN, OVA AND EBMRYOS" BYOTAI-DEIRI (in Japanese). 6. 433-439 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 飯塚理八: 病態生理.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 久慈直昭: 6th International Congress of Cryosurgery(Proceedings).

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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