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生体内角膜内皮細胞の自動形態計測装置開発

研究課題

研究課題/領域番号 60870062
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

大原 国俊  自治医大, 医学部, 助教授 (00137704)

研究分担者 阿部 国臣  甲南カメラ研究所, 製品部, 部長代理
ABE Kuniomi  Head of production
研究期間 (年度) 1985 – 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1985年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
キーワード角膜内皮 / 画像計測処理 / スペキュラーマイクロスコープ / Furrow-like defects
研究概要

スペキュラーマイクロスコープからの画像を計算機に取り込むための光学系の改良により、より明るい像が得られ、TVカメラによる画像取り込が可能となった。Image Processor TVIP2000システムと計算機PC98XAとを結び、自動計測システムの画像入力部と処理装置を完成させ、生体細胞の自動計測を行うための画像前処理プログラム(背景濃度の均一化、二値化、欠損部自動修復)の開発を行い、同時に、個々の角膜内皮細胞面積の計算を行うプログラムの開発も行った。しかしながら、本研究期間内では全てを自動計測で行い、結果を得られるシステムの完成までに至らなかった。その主な理由はスペキュラーマイクロスコープから得られる画像ではコントラストが悪く、全ての細胞のそれぞれの境界を自動的に判別することが可能なプログラムが出来なかったからである。そのために画像処理の途中で、人間がその処理できなかった部分の修正を行う必要が出てきた。そこで我々はより迅速に処理を行うための別法を考案した。この方法はスペキュラーマイクスコープ、TVカメラ、ディジタイザーと画像処理装置、及び計算機からなる。昭和61年度にはTVカメラと専用マイクロプロセッサーを組み込んだシステムの試作品を完成させ、種々の生体角膜における内皮細胞の面積計算を行い精度と実行時間の検討を行った。その結果、細胞面積計算を目的に、相対する対辺上の2点の中点のみを入力する方法では、平均細胞面積の計測に必要なサンプル細胞数は40個でよく、計測結果までの平均所要時間は約2分であり、本法による誤差は平均細胞面積で±10%以内に納まることがわかった。また個々の細胞面積のヒストグラムはディジタイザー法によって求めた分布と同様の分布を示すことも確認できた。以上により、この方法で十分に臨床的に有用な内皮細胞の計測が迅速で簡便に精度良く求めることが可能となった。

報告書

(2件)
  • 1986 研究成果報告書概要
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 笠原達也,阿部国臣,伊野田繁,大原國俊: 日本眼科紀要. 38. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tatsuya Kasahara, Kuniomi Abe, Shigeru Inoda, M.D. and Kunitoshi Ohara, M.D.: "A new system to quantify the corneal endothelial morphology for clinical use." Folia Ophthalmologica Japonica. 38,No.6,. (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1986 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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