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DNAレベルにおける遺伝子モニタリングシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 60880011
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

森脇 和郎  国立遺伝学研究所, 教授 (50000229)

研究分担者 酒泉 満  東京都臨床医学総合研究所, 実験動物研究室, 研究員 (40175360)
土屋 公幸  宮崎医科大学, 動物実験施設, 助教授 (30155402)
加藤 秀樹  (財)実験動物中央研究所, 育種研究室, 研究員 (30142053)
城石 俊彦  国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 助手 (90171058)
今井 弘民  国立遺伝学研究所, 細胞遺伝研究系, 助教授 (10000241)
研究期間 (年度) 1985 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
37,000千円 (直接経費: 37,000千円)
1987年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1986年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1985年度: 25,000千円 (直接経費: 25,000千円)
キーワードRFLP / H-2 / クラス【II】MHC / IA遺伝子 / マウス / ラット / 野生ラット / RTI / ケミカルプロブ / 制限酵素パターン / リボソーム遺伝子 / DNA / サザンブロット / 微量DNA抽出法 / DNAプローブ
研究概要

マウスを生かしたまま尾の一部を用いて微量のDNAを抽出する方法を実用化することができたので、代表的な系統および野生由来系統を対象に、マウスH-2領域遺伝子Αα,Αβ,Εα,Εβを検出するDNAプローブを用いて系統特異性を示す遺伝的プロファイルの作成を試みた。その結果遺伝的多型の大きさはΑβ,Εβ,Αα,Εαの順であることがわかった。マウス系統の標識として使うのにはΑβ遺伝子が最も適しているが、これとΕβとを組合わせればさらに特異性の高い標識が可能となる。マウスで確立した手法をラットに応用することも試みたが、Αβ,Εβ等に対するDNAプローブはラット尾部から抽出したDNA資料を用いたサザンブロット法分析においても十分使用に耐えることがわかった。近交系ラット10系統について制限酵素Hind【III】消化の後DNA断片の長さの多型的変異を比べたところ、5群に分類されることが明らかにされた。この5群はそれぞれRTIに対する抗血清で決められたハプロタイプと一致する。制限酵素5種類についてさらに分析を進めたが、同じ5群に分けられた。ドブネズミ野生集団から採集した数10個体についても分析を行ったが、近交系で見出された5種類のタイプに属さないものが多数観察され、ドブネズミ種におけるクラス【II】MHCに著しい多型が存在することが推察されこれらの遺伝子が遺伝的モニタリングの標識として適していることが示された。一方DNAのRFLPをアイソトープを使わないで分析する方法としてケミカルプローブによる手法を試みた。プローブDNAにビオチンを結合させ、これにさらにアビシン・アルカリフォスファターゼを結合させることによって、制限酵素分解したDNA断片を電気泳動膜上に検出した。実用化の道が開けたといえよう。マウスT遺伝子領域のDNA多型をプローブによって分析することを試みた。H-2DNAには地域毎に差異があったが、tDNAには差が認められなかった。

報告書

(2件)
  • 1986 実績報告書
  • 1985 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] Suzuki,H.;Miyashita,N.;Moriwaki;K.et al.: Mol. Biol. Evol.3. 126-137 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Sagai,T.;Shiroishi,T.;Moriwaki,K.et al.: Immunogenetics. 24. 361-367 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Shiroishi,T.: Proc. N. A. S.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Shiroishi,T.: Immunogenetics.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Moriwaki,K.: "Genetic significance of laboratory mice in biomedical research." Laboratory Animal Science,

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Moriwaki,K.;Ed.M.Potter: "Genetic features of major geographical isolates of Mus musculus." In Current Topics in Microbiology and Immunology, "Wild Mouse in Immunology1", 1-395 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] JOUR MOL BIOL. 183-301. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] BIOCHEM GENET. 23-975. (1985)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] JOUR MOL CELL IMMUNO. 1-321. (1984)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書
  • [文献書誌] MOL BIOL EVOLUT. (1986)

    • 関連する報告書
      1985 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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