研究分担者 |
石塚 英弘 図書館情報大学, 助教授 (50011755)
山本 毅雄 図書館情報大学, 教授 (80011584)
鈴木 功 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (80011550)
大保 信夫 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (20011661)
益田 隆司 筑波大学, 電子情報工学系, 教授 (80114130)
藤原 鎮男 神奈川大学, 知識情報研究所, 所長 (80011401)
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配分額 *注記 |
24,300千円 (直接経費: 24,300千円)
1987年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
1986年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1985年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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研究概要 |
1.科学技術用語集編纂:26分野の文部省学術用語集を中核とする科学技術用語集の編纂を行い, 日-英科学技術用語辞書として利用可能とした. また同時に全用語の計算機可読可を行い, 計算機によるキーワード変換用辞書としての機能を持たした. 2.学術用語の解析:科学技術用語集に基づき, 用語の統計的解析を行った. この結果多義性は平均1.4で英語から見ても日本語から見てもほぼ同じであることが分かった. また分野を限定することにより多義性が顕著に減少すること, 専門の分化とともに用語の構成語数が増加し, 英語では2語以上が全体の70%を占めていることが分かった. このことはデータベースにおける問合わせが, 1語のキーワードより2語以上のキーフレーズを用いることにより適合率の向上に大きく寄与することを示している. 3.多言語シソーラス・システム開発:ユーザの入力したキーワードとデータベース中に格納されているデータの表現が言語の違いによって異なる場合検索が行えない. このような問題に対しては, 複数言語間でのキーワード自動変換システム(多言語シソーラス)が有効である. この実現のためには複数用語のデータとその間の関連を含む多言語辞書が不可欠である. 小型, ポータブルで低コストの大容量記憶媒体であるCD-ROM上に, 日, 英, 独, 仏, 露, 中, 西, 蘭8ヶ国の多言語辞書システムCD-WORDを実現した. CD-WORDは英語を中心とした8ヶ国語の約500万語が記録されている. またこのCD-WORDを用いた多言語シソーラス・システムの骨格となる辞書別検索機能, 対訳別機能, 同義語検索機能を実現した. 4.学術用語の標準化:科学技術用語集を中心として, 用語の記法, 例えばハイフンの有無, 略語の扱い, 片仮名/平仮名の使い分け等に関する実用的基準を提示した.
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