研究分担者 |
前迫 孝憲 東京工業大学, 工学部, 助手 (00114893)
坂本 昂 東京工業大学, 工学部, 教授 (00016338)
高野 綏 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (10016511)
森 政弘 東京工業大学, 教育工学開発センター, センター長 (50013090)
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配分額 *注記 |
8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1985年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
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研究概要 |
9.研究成果の概要(最終まとめ) 本研究は, 留学生が日本語を習得するためのCAIシステムの構築を目的としている. すなわち光ビデオディスクに書き込んだ画像を動画教材とし, パーソナルコンピュータによる提示画像とのスーパーインポーズの制御を行っているが, 機器類の操作を学習者が自らの意思でインタラクティブに行うことができるよう構成したことに特徴がある. 本システムにより, 学習者は主体的に学習に取り組むことが可能となった. 本研究により, 書き込み可能な光ディスクをパーソナルコンピュータで制御するためのソフトウェアシステムの構築と改善を行った. また, 世界有数のCAIオーサリングシステムであるPLATOシステムに, 本研究で実現したインタラクティブ制御機能を組み込む実験を行った. そして, これらのCAIシステムの学習コースを作成し, ビデオディスクに付加したインタラクティブな制御機能が, 学習成績と深い相関を持ってょいることを実証するなど, インタラクティブなCAI環境でビデオディスクを利用する際の基本的な要件を明らかにした. また遠隔教育における通信量の適正化を図るため, ビデオテックス・NAPLPSを利用するCAIシステムの可能性を調査し, 色再現性の支持等適切な制御を行うことで高い効果の得られることを確認した. そして入力インタフェースとしての手書き漢字入力装置の可能性について調査研究を行った. 今後は, 本研究の成果に基づき, 学習コースの開発と利用を進めていく予定である.
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