研究課題/領域番号 |
61010016
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研究種目 |
がん特別研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浦野 順文 東大, 医学部, 教授 (20009989)
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研究分担者 |
長谷川 章雄 東京大学, 医学部・病理学教室, 助手 (90134535)
桜井 勇 日本大学, 医学部・第二病理学教室, 教授 (70059153)
入 久巳 慶応義塾大学, 医学部附属病院中央臨床検査部, 部長 (60051158)
渡辺 昌 国立がんセンター, 疫学部, 部長 (60051637)
藍沢 茂雄 東京慈恵会医科大学, 病理学教室, 教授 (10056575)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
18,700千円 (直接経費: 18,700千円)
1986年度: 18,700千円 (直接経費: 18,700千円)
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キーワード | データベース / 経時的変化 / 病理学 / 生検 / 都市型癌 |
研究概要 |
剖検例については剖検輯報の記載症例の総合データベースがあるので、これを充当させることとし 生検・手術例の最近3年間(昭和58年〜60年)のデータベース作成し、疫学的解析を試みることとした。 最近3年間の東京在住者のがん剖検は総計11,804例、そのうち本研究班関連施設における剖検は3,798例で、がん剖検の32.2%を占めている。年間約 1,200例が関連施設全体で扱われている。これに対し、生検・手術例は総合病院では1000例、がん施設では2,000例前後が取り扱われ、本研究班関連施設では年間13,000例が処理されている。全東京在住がん患者の約1/3が取り扱れていると考えられる。各施設の集計結果をみると、施設によりがんの頻度は異なる。これは都市型のがんの頻度の反映よりは病院としての特異性によるバイアスと考えられた。患者年齢層が一般総合病院では50歳台に高い傾向があり、65歳以上の老人のがんについては老人病院の役割が重要である。一方、小児のがんは症例数が少ないが、小児内科および外科のがん登録が小児病院で行なわれ、小児病院の持つ役割が大きい。このような見地から、各施設の特性で相補した総合データベースを作成しての疫学的検索が必要と考えられその試案を作成し、各施設のデータベースの統合に着手した。更に現況を把握するだけでなく、都市型のがんの特性を見るためには少なくとも10年を単位とする経時的変化の解析が必要である。20年にわたる外科材料の経時的変化から、胃・大腸がんでの大腸がん増加、剖検例で肺がんの頻度が一位の都市型化の報告が出されているが、現状ではその評価には病院の特性を孝慮した上で慎重に判断する必要がある。
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