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性ホルモン依存性がんの発生機構

研究課題

研究課題/領域番号 61010047
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

松本 圭史  阪大, 医学部, 教授 (70028299)

研究分担者 佐藤 文三  大阪大学, 医学部, 講師 (30124770)
長沢 弘  明治大学, 農学部, 教授 (10076987)
吉田 浩己  鹿児島大学, 医学部, 教授 (90036476)
寺田 信行  大阪府立成人病センター研究所, 主査 (50150339)
伊東 信行  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (00079956)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
17,600千円 (直接経費: 17,600千円)
1986年度: 17,600千円 (直接経費: 17,600千円)
キーワード性ホルモン依存性癌 / 乳癌 / 前立腺癌 / 子宮内膜癌 / 性ホルモン誘導性増殖因子 / 性ホルモンと発癌 / アンドロゲン / エストロゲン
研究概要

性ホルモン依存性癌である前立腺癌、乳癌の日本における発生率は欧米の10%と低い。しかし、日本における食事と体格の欧米化とともに増加している。従って、食事と体格の欧米化→性ホルモン依存性癌の発生を左右するホルモン環境の変化→癌発生の増加、の相関を明らかにし、性モルモン依存性癌増加への対策をたてる。
1.前立腺上皮のDNA合成上昇期に発癌物質を投与し、ラットに前立腺癌を発生させ前立腺発癌モデルを確立しようとする多くの試みの中で、エストロゲンをラットに反復投与し、投与中止期に3.2´、-dimethyl-biphenylを投与する方法だけが前立腺早期癌を70%の高率に発生させた。この実験系を行い、高脂肪食,VA,プロラクチン等の癌進展への促進効果を検索することが可能となり、進行させている…伊東。
2.近年の研究で、性ホルモン標的細胞の増殖は増殖因子を介する可能性が強くなった。今迄の多くの研究結果は、もしそうであれば性ホルモン依存性癌の増殖はautocrine機構であることを示唆している。マウスシオノギ癌の無血清培地の実験系で、アンドロゲンによるシオノギ癌の増殖はシオノギ癌が分泌する分子量約5万のペプチド性増殖因子を介する事を明らかにした。性ホルモン依存性癌の発生には、性ホルモン誘導性の増殖因子が作用していることを示す…松本,佐藤,寺田。
3.前立腺と前立腺癌の増殖にはアンドロゲンが必須である。エストロゲンとプロラクチンはこれに相加的に作用する…田口,福田。
4.肥満は、日本人でも閉経後の乳癌と内膜癌を増加させる。また、ラットを用いる実験で、プロゲステロンは内膜癌の発生には常に抑制的に作用するが、乳癌の発生には促進的にも作用することを示した…坂元,吉田,長沢。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] Matsumoto,Keishi: Anticancer Research. 6. 621-624 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Takatsuka,D.: J.Steroid Biochemistry. 24. 715-719 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Noguchi,Shinzaburo: Cancer Reserch. 46. 573-576 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Shirai,T.: Cancer Research. 46. 6423-6426 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Nagasawa,H.: Life Science. 39. 389-393 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Noguchi,Shinzaburo: Cancer Research. 47. 263-268 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Nagasawa,H.: "Aga Related Factors in Carcinogenesis." Int.Agency Res.Cancer.Lyon, 113 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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