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癌細胞のマーカー染色体と癌遺伝子発現の関係についての分子細胞遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61010052
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

杉山 武敏  神戸大, 医学部, 教授 (20030851)

研究分担者 古山 順一  兵庫医科大学, 教授 (30068431)
阿部 達生  京都府立医科大学, 教授 (60079746)
大野 真介  金沢大学, 癌研, 助手 (70019868)
及川 恒之  北海道大学, 医学部・癌研, 助手 (80150241)
高木 信夫  北海道大学, 理学部, 助教授 (20001852)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
1986年度: 11,200千円 (直接経費: 11,200千円)
キーワード癌細胞 / 染色体 / 癌遺伝子 / 染色体異常 / マーカー染色体 / myc / abl / Ha-ras
研究概要

腫瘍の染色体変化が癌遺伝子の活性化に重要な役割を果たすことが明らかになり、この分野の研究が癌研究において重要な意義を持つようになった。過去3年間に細胞遺伝学者を中心に手技の交換を試み、将来の研究に一応の見通しを得、分子遺伝学者との協力体制も確立した。本研究では種々の腫瘍のマーカー染色体に焦点を絞って、in situ分子雑種法,細胞雑種法を用いて、転座と癌遺伝子の活性化機序を明かにした。各自の研究成果は以下の通りである。
〔杉山〕K3D株のrDNA-abl,D5A1のHras転座と癌遺伝子活性化との関係を解明した。〔高木〕【Ph^1】転座を有するCML,B細胞系を用いて、abl転座,発現の関係を解明した。〔及川〕組替え型,非組換え型のc-mycを持つマウス形質細胞種のc-mycの発現機序を解明した。〔中込〕小児癌の癌遺伝子発現と染色体異常の関係を究明した。〔大野〕マウスの形質細胞腫での非定型的転座の意味を解明した。〔阿部〕リンパ腫と骨髄性白血病の染色体変化を解明した。〔翠川〕間葉系長期培養株の増殖因子の自家分泌機構を解明した。〔古山〕AT,XP患者の繊維芽細胞にSV40等のウィルスDNAをトランスフェクトさせ、遺伝子発現を検討した。〔白石〕Bloom症候群の癌遺伝子の発現を観察した。〔植田〕増殖因子の存在下の化学発癌物質の作用と癌遺伝子との関係を見た。
以上のように、癌遺伝子の発現に関する分子遺伝学的な研究と癌細胞の染色体異常の相関に関する研究が、各自の実験系において、平行して実施されるようになってきた。ことに、杉山,高木,及川,中込,阿部,古山の各グループにおけるin situ分子雑種法の染色体マッピンクグの成功は今後の本研究班の活動にとって極めて、有力な武器になると思われる

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Tuneyuki Oikawa: Int.J.Cancer. 36. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuhiko Okuyama: Experimental Cell Research. 164. 323-334 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Yukimasa Shiraishi: Mutation Research. 175. 179-187 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Tomoko Hashimoto: Mutation Research. 166. 215-220 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Kounosuke Mitani: Jpn.J.Cancer Res.(Gann). 77. 1062-1065 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Shinichi Misawa: Cancer Genet Cytogenet. 22. 319-329 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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