• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

イノシトールリン脂質代謝に関与するキナーゼと細胞増殖因子受容体キナーゼの相同性

研究課題

研究課題/領域番号 61015012
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

竹縄 忠臣  老人総研, その他, 研究員 (40101315)

研究分担者 佐内 豊  東京大学, 医学部, 助手 (40150289)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1986年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
キーワード細胞増殖因子 / 発癌遺伝子産物 / ホスファチジルイノシトールキナーゼ
研究概要

ある種の細胞増殖因子がイノシトールリン肥質代謝の亢進も介してその作用を発現していること、インシュリンやEGFの受容体がホスファチジルイノシトールキナーゼ活性を持つこと、さらに発癌遺伝子産物の多くがイノシトールリン肥質に関与するキナーゼ活性を持つことなどから、細胞増殖や発癌にイノシトールリン肥質代謝が密接に関係していることが明らかとなってきた。細胞増殖因子受容体およびSTC family の発癌遺伝子産物がいずれもチロシンキナーゼ活性を持つことが証明されており、チロシンキナーゼ活性とイノシトールリン脂質代謝関連キナーゼとの類類性が想像される。そこでイノシトールリン脂質代謝関連キナーゼを精製し、発癌遺伝子産物や細胞増殖因子受容体との類似体を明らかにしようとした。本年度はホスファチジルイノシトールキナーゼの精製を主に行なった。ラット脳上清画分より、Attigel-Blue,DEAE-Biogel,SephacryI S・300,ATP-attinity クロマト,MonoQカラムクロマトを行ない、電気泳動的にほぼ単一にまで精製した。分子量12万で、比活性は1250倍に上昇した。Km値はATDに対し294μMで、ホスファチジルイノシトールに対して100μMであった。至適PHは7.0で活性に【Mg^(2+)】を要求した。基質としてはホスファチジルイノシトールのみをリン酸化し、ホスフアチジルイノシトール4-ホスフェイト、ジアシルグリセロールはリン酸化しなかった。また、精製の過程でホスファチジルイノシトールキナーゼには少なくとも4種類存在し、分子量は40万,30万,16万,12万であることをみつけた。更に現在、これらの精製を続けている。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] T.Takenawa;J.Ishitoya;Y.Nagai: J.Biol.Chem.261. 1092-1986 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] M.Sato;S.Ando;K.Mitsui;Y.Homma;T.Takenawa: Biochem.Biophys.Res.Commun.137. 23-28 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] H.Kato;J.Ishitoya;T.Takenawa: Biochem.Biophy.Res.COmmun.139. 1272-1278 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] M.kato;T.takenawa: J.Biol.Chem.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] J.Ishitoya;T.Takenawa: J.Immunol.138. 1201-1207 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi