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ヒト腫瘍細胞特異的キラーT細胞の誘導とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 61015049
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

難波 雄二郎  京大, ウイルス研究所, 助教授 (50027322)

研究分担者 花岡 正男  京都大学, ウイルス研究所, 教授 (30027304)
山下 純宏  京都大学, 医学部, 講師 (90026948)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1986年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードキラーT細胞 / 腫瘍抗原 / グリオーマ / IL2
研究概要

ヒト悪性グリオーマ細胞に対する特異的キラーT細胞を自己末梢リンパ球から誘導する方法を確立し、ヌードマウスに上記グリオーマ細胞を接種した系にキラーT細胞を移入して、その抗腫瘍効果を確認すると共に、腫瘍組織にキラーT細胞が集まり増殖することを確認した。この際、キラーT細胞と共にヒトrecombcnant IL-2を移入しておくと抗腫瘍効果が著しく増強されることを明らかにした。又この様にして誘導されたキラーT細胞が他の患者のグリオーマ細胞に対しても同様のキラー活性を示すことから、グリオーマに共通の腫瘍抗原の存在が推測された。このキラーT細胞を術后患者に移入する実験を数例試み、効果の認められた症例もあるが、あまり著しい効果は得られなかったので、再びマウスを用いた実験系にもどり、マウス可移植性グリオーマに対する特異的キラーT細胞株(IL2依存性)を樹立し、マウスγ-インターフェロン遺伝子を組み込んだマウスレトロウイルスを感染させ、この遺伝子を細胞DNAにintegrateしたキラーT細胞株を作成した。現在これらキラー細胞株(γ-インターフェロンを持続的に産生している)の抗腫瘍効果を検索中であり、もしその効果が親株よりも著しく増強されているならば、ヒトキラーT細胞へγ-インターフェロン遺伝子を組み込んだ状態での抗腫瘍効果を検索し、治療への応用を検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Miyatake,S.;Yamasaki,T;Yamashita,J.;Handa,H.;Namba,Y;Hanaoka,M.: J.Neuro-oncology. 4(1). 55-64 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Yamasaki,T.;Handa,H.;Yamashita,J.;Namba,Y.;Hanaoka,M.: J.Neuro-oncology. 3(4). 353-362 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Kohno,M.;Kuwata,S.;Namba,Y.;Hanaoka,M.: FEBS Letters. 198(1). 33-37 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Hanada,S.;Namba,Y.: Recent Advances of RES Research. 24. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Tsubai,F.;Namba,Y.;Hanada,S;Matsumoto,M.;Shamoto,M.;Hanaoka,M.: Blood. 69(2). 430-436 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Sugama,K.;Namba,Y.;Hatanaka,M.;Hanaoka,M.: J.Cellular Physiology. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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