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遺伝子発現動態よりみた硬変肝再生不全・発癌機構解析。血清修飾因子による治療の試み

研究課題

研究課題/領域番号 61015055
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関大阪大学

研究代表者

鎌田 武信  阪大, 医学部, 教授 (80028399)

研究分担者 古澤 俊一  大阪大学, 医学部附属病院, 医員
佐々木 裕  大阪大学, 医学部附属病院, 医員
笠原 彰紀  大阪大学, 医学部附属病院, 医員
房本 英之  大阪大学, 医学部, 助手 (90124776)
佐藤 信紘  大阪大学, 医学部, 講師 (90028358)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1986年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
キーワードがん遺伝子 / 肝再生 / 肝癌 / 初代培養肝細胞 / 増殖因子
研究概要

肝再生および肝発癌過程におけるがん遺伝子発現動態を、初代培養肝細胞を用いた系とヒト各種肝疾患の肝組織において検討した。
初代培養肝細胞の系では、ラット肝切除施行後の残存肝組織におけるがん遺伝子発現動態の再現が可能か検索した。c-fosに関してはEGF等の増殖因子の添加により再現が可能であったが、c-mycに関しては増殖因子の添加のみでは発現の再現が難しく、肝切直後の血清添加で少量の発現量増加を認めたに過ぎなかった。従って、c-mycの発現には流性因子以外の因子の関与が強く示唆された。
ヒト肝疾患では、正常肝・慢性肝炎ではc-fos,c-myc,Ha-rasの発現量の増加は認められなかった。非担癌および担癌肝硬変の一部の症例でc-myc発現量の増大を認めたが、両群間ではがん遺伝子発現量に関しては有患差は認められず、またc-mycDNA増幅はどの異常も認められなかった。
現在、がん遺伝子を組み込んだ合成発現ベクターをelectro-poringにより初代培養肝細胞に導入し、発現させることにより、がん遺伝子発現が増殖機構においてどの様な意義を持つか検討している。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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