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ゲノムの逆位及び増幅機構の単純ヘルペスウイルスを用いた解析

研究課題

研究課題/領域番号 61015075
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

梅根 健一  九大, 医学部, 助教授 (70127984)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1986年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードヘルペスウイルス / 反復配列 / 逆位 / 組み換え / オンコジーン
研究概要

細胞の癌化に伴ない、染色体異常及びDNA増幅がおこるが、その機構に関しては不明な点が多く、発癌機構解明のためにもその研究推進が必要である。しかし細胞内におけるゲノムの変化を解析するのは容易ではなく、モデル系を用いた研究が考えられる。
単純ヘルペスウイルス(HSV)は、LとSの2部分に分れる160kbのゲノムを有し、LとSの各々の両端には倒置反復配列が存在し、LとSの各々は独立して2つの方向性をとり得る(L-S逆位)といった特性がある。本研究では、ゲノムの特異な挙動を示すHSVをモデルとして用い、ゲノムの逆位の機構解析を進めた。
HSVの逆位では、ゲノムの両端及びL-S結合部に存在する"a"配列がvsに作用していることを示すデーターが提出されていた。ところが、"a"配列以外の配列間での組み換えにより、逆位がおこり得るデーターが出された。当研究者も、ユニークな配列が倒置反復配列の一部へ転換をおこした特異なHSVを分離し(J.Gen.Virol.1986,67,1035-1048)、"a"配列以外の組み換えの可能性を支持した。これをより明確にするため、L領域の倒置反復配列(RL)のポリモルフィズムマーカーがヘテロであるHSVを用い、RL間の組み換えを解析した。その結果、RL間の組み換えは高頻度かつランダムで、RLの位置に影響されないことを明らかにした(J.Virol.1987,in press)。また、HSVにより細胞の癌関連遺伝子発現がどのように影響されるのか、今後の興味ある点である(Biochem.Biophys.Res.Comm.1986,135,521-526)。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Umene: J.Gen.Virol.67. 1035-1048 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Umemura;K.Umene;J.Nishimura;Y.Fukumaki;Y.Sakaki;H.Ibayashi: Biochem.Biophys.Res.Comm.135. 521-526 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] K.Umene: J.Virol.(1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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