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癌胎児性抗原(CEA)をコードする遺伝子のクローニングとその発現の機序について

研究課題

研究課題/領域番号 61015079
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

渡辺 武  九大, 生体防医研, 教授 (40028684)

研究分担者 岸 裕幸  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (60186210)
工藤 明  九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (70178002)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1986年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
キーワードCEA(癌胎児性抗原) / cDNAクローニング
研究概要

癌胎児性抗原(CEA)は初めヒト内胚葉由来消化器癌組織に共通に出現する抗原物質として同定されたが、その後消化器以外の癌や非腫瘍性疾患でもCEAの上昇がみられ更にCEA関連抗原が正常組織中にも認められ、CEA遺伝子の発現の多様性が問題となった。我々はCEA蛋白部分に対する多くのモノクローナル抗体を確立した。次にこれらの材料をもとにCEAをコードするCDNA遺伝子のクローニングを行い、クローン化されたCDNAを用いて種々の癌細胞、正常組織でのCEA遺伝子の発現状態を検索することを試みた。
CEAを高度に産生しているヒト胃癌細胞株(MKN-45)よりmRNAを抽出し、in vitro translation assayとモノクローナル抗体により活性のあるmRNA分画を得た。このRNAよりcDNAを作製後、末端をEcoRIサイトとしてλg+11のベクターに組み込みcDNAライブラリーを作製した。λg+11発現ベクターによって得られたファージプラークをELISA法にてモノクローナル抗体で検索した。またCEA,NCA-2のアミノ酸配列について、CEAとNCA-2とで明らかにアミノ酸配列の異なる領域と共通の領域について14merの合成オリゴヌクレオチドを合成しプローブとして用いた。現在、CEAをコードしていると思われるいくつかのクローンを得たので解析中である。
(本研究遂行中、CEAをコードするcDNAクローンの単離とその塩基配列が他のグループより報告された。(S.Oikawa,H.Nakazato,G.Kosaki,Biochem,Biophys.Res.Comm.142(2).511-518,1987)。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] A.Kudo,et al.: Gene. 33. 181-189 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] A.Kudo,et al.: Journal of Immunology. 135. 642-645 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Watanabe,et al.: Lymphokines. 12. 239-257 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] H.Maeda,et al.: Cell. 45. 25-33 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] K.Yamamura,et al.: Proceedings of National Academy of Science,USA. 83. 2152-2156 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Nishimura,et al.: Cancer Research. 47. 999-1005 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Ura,et al.: Cancer Letters. 25. 283-295 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Endo,et al.: Cancer. 56. 2205-2211 (1985)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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