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ATLウイルスの経母乳感染の予防

研究課題

研究課題/領域番号 61015082
研究種目

がん特別研究

配分区分補助金
研究機関長崎大学

研究代表者

池田 柊一  長崎大, 医学部, 助手 (10128150)

研究分担者 土居 浩  長崎大学, 医学部, 医員
石丸 忠之  長崎大学, 医学部, 助教授 (20039580)
宮本 勉  長崎大学, 医学部, 教授 (10004582)
市丸 道人  長崎大学, 医学部, 教授 (50039525)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1986年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワードATLウイルス / HTLV-1 / 母子感染 / 母乳感染 / 経口感染 / HTLV-1母子感染 / HTLV-1キャリアー / ATLウイルスキャリアー
研究概要

ATLウイルスの経母乳感染の予防を目的として、長崎県内各地でキャリアー母親の母乳を停止し、子供のキャリアー化の阻止を試みた。
1.上五島地区および対馬地区のキャリアーの実体調査を行った。上五島地区は成人の22.1%(631/2862),対馬地区は22.7%(255/2582)のキャリアー率であり予想通り高汚染地区であった。妊婦のキャリアー率は上五島12.1%(42/346),対馬8.4%(96/1140)であり、県本土の4%と比し高率であった。小児のキャリアー率は上五島の0〜6才では1.3%(3/228),対馬の0〜4才では2.9%(2/69)であり、最近出生した児のキャリアー率はかなり低かった。
2.キャリアー母親の母乳栄養を停止する試みに同意して、6カ月以上観察を続けている母子は現在までに90組以上である。このうちの子供22人は1才以上に達しており、1才の時点でATLA抗体が陽転した者はいない。一方、キャリアー母親の母乳で育てられた子供の抗体陽性率は23.5%(16/68)であり、現時点では母乳停止によるATLウイルスの感染予防は十分に初期の目的を達していると考えられる。
3.キャリアー母親でその母乳中のリンパ球にATLV抗原が証明された例と証明されない例に分けて、それぞれの出生児の感染の有無を追跡調査した。ATLV抗原が証明された母乳で育った子は50%(4/8)がキャリアーとなり、証明されない母乳で育った子は10%(2/20)がキャリアーとなっていた。これよりキャリアーの母親の中に感染させ易いグループの存在が示唆された。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 木下研一郎: GANN.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuo,Tajima: Int.J.Cancer.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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